インフルエンサー・マーケティングの成功例

フレッドペリーのInstagram事例

アパレル企業のフレッドペリーは、若い女性から絶大な人気を誇るモデル横田ひかるさんを起用。30万人超のフォロワーを抱える彼女が、フレッドペリーの服を着て写真を投稿したところ、約8,000件もの「いいね!」が付きました。

トイザらスとバンダイのYouTube事例

トイザらスは、子どもたちに人気のYouTuberヒカキン・セイキンを起用することで、パイ投げゲーム商品のイベントに、目標を大きく超える5,000人以上の応募を獲得。また、バンダイは、同じく人気YouTuberであるはじめしゃちょーを起用し、最新型「たまごっち」のPRに成功しました。同社から依頼を受けたはじめしゃちょーは、たまごっち100個を同時に育てるという動画を配信。その再生回数は、800万回を超えました。

こういった事例のほかにも、企業側が意図しないところで情報が拡散し、商品がHitするケースも珍しくありません。実際に、NBAウィザーズで活躍する八村塁選手が、チームメイトに「白エビビーバー(北陸製菓)」という富山のお菓子をあげたところ、「とってもおいしい!」というコメントとともにTwitterに動画をアップ。その後、在庫切れになったという例も。

有名人がSNSを更新するたびに、その人物が食べているもの、身に付けているもの、使っているものに多くのフォロワーが反応する時代は、まだまだ続くと見られています。また、子供たちに将来の夢を聞くと、YouTuberなどの「動画投稿者」が上位にランクインするなど、一般人からインフルエンサーを目指す人も後を絶ちません。新たなヒカキンや白エビビーバーの出現が楽しみですね。


インフルエンサー・マーケティングは、うまくいけば低コストで大きな利益を上げることができますが、インフルエンサーが必ずしも良い評価を投稿してくれるとは限りません。また、良い物は良い、悪いものは悪いと正しく評価しなければ、フォロワーも離れていってしまうでしょう。メリット・デメリットを十分認識した上で、正しく効果的に活用していきたいものですね。