■古舘伊知郎から“オトボケ”のお墨付き

――関東進出して良かったなと思うことはなんですか?

それはもう、いろんな人に見てもらえて! この間も『下町ロケット』に出演したときに古舘伊知郎さんにお会いして、「見てるよ」って言ってくださって、待ち時間に1時間くらいお話ししたんです。

その5日前に“立教大学BIG4”のみのもんたさん、古舘さん、徳光和夫さん、関口宏さんのトークショーを『ミヤネ屋』が取材していて、「後進に道を譲るなら誰ですか?」という質問に古舘さんが、「『ミヤネ屋』のレポーターでしょ。さすがにここで裏のCBCのアナウンサーって言えないでしょ」って言ってくれて、あの古舘さんがCBCってアルファベット3つ覚えてくれてる! って感激して。『下町ロケット』のときに控え室にいらっしゃったので話しかけたら、「石井ちゃん見てるよ。カジュアルダウンしたジャケット着てさ、ピチピチのズボンはいてさ…」というように、本当に見てくださっている感想を言ってくださいました。

そして、「古舘さんは一代年寄です」って伝えたらめちゃくちゃ喜んでくれて、「めちゃくちゃうれしいよ。でも、こうやって喜んでいる姿を見て、君は内心笑っているわけでしょ? そういうところが君のいいところなんだよ」って言ってくださって。全部見抜かれている感じがたまらなかったです。さらに「君はボケでもツッコミでもない。オトボケだ」とおっしゃってくださって。これまたしびれました!

――古舘さんと石井アナの2人だとマシンガントークが止まらなそうです(笑)。ちなみに、目標にしている人はいますか?

僕としては、小さい頃にラジオで聞いていた浜村淳さんのように、最終的にはラジオで2時間くらいしゃべってるおっちゃんになりたいなと。ぼんやりですけどそんなことを思ったりしています。

  • 石井亮次

■『ゴゴスマ』を1日でも長く、1人でも多くの人に!

――2018年を振り返った上で、2019年の抱負をお願いします!

2018年は本当にいろんな番組に出させてもらいました。本(『こんにちは、ゴゴスマの石井です』)も出しまして、その縁で『ゴロウ・デラックス』や爆笑問題さんのラジオにも出演させてもらい、本を出したことでいろんな出会いがありましたし、本を書いたことで自己分析ができてこうやってエピソードも話せるようになりました。また、『ゴゴスマ』が4月から静岡県、新潟県で、10月からは北海道でも放送が始まり、どんどん増えているのがありがたいなと。1日でも長く1人でも多くの方にご覧いただきたい思いです!

――さらにここから『ゴゴスマ』が一歩飛び出すために、番組そして石井アナとして考えていることはありますか?

ネタ選びなどスタッフと話して考えていきたいですね。僕自身のおしゃべりは劇的には変わらないと思いますが、『下町ロケット』での古舘さんや、4日放送のCBC『あなたの思い出 ジオラマにしませんか?』(24:40~)で念願のタッグを組むことができた山ちゃん(南海キャンディーズの山里亮太)など、いろんな人と話して栄養をもらっているので、それを生かしていきたいです。本当に栄養剤です! いろんな人から学ばせてもらい成長できればと思います。

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■プロフィール
石井亮次
1977年3月27日生まれ、大阪市出身。同志社大学文学部卒業後、2000年に中部日本放送(現:CBCテレビ)にアナウンサーとして入社。2013年4月1日から『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』で総合司会を務め、2015年4月より関東地区(TBS)でも放送がスタートしたことで、知名度が一気にアップ。バラエティ番組『ゴロウ・デラックス』『東大王』『SASUKE』や、ドラマ『下町ロケット』『陸王』『ブラックペアン』(いずれもTBS)にも出演し、幅広い活躍を見せている。