JR九州は19日、同社南福岡車両区を一般公開する「てつどうの日 in 南福岡車両区 2018」を10月27日に開催すると発表した。運行開始前の新型車両821系の見学(予定)をはじめ、南福岡車両区の全体を使い、鉄道の裏側に触れる数々のイベントを企画した。

  • 10月27日に開催される「てつどうの日 in 南福岡車両区 2018」では、新型車両821系の車内・運転室見学も予定されている(写真は10月5日の報道公開にて撮影)

南福岡車両区はJR九州の北部九州地区における在来線の主要な車両基地のひとつであり、運行開始に向けた走行試験を行う新型車両821系の拠点ともなっている。10月27日10~15時(最終入場は14時30分まで)に開催される「てつどうの日 in 南福岡車両区 2018」では、新型車両821系の車内・運転室見学も予定しており、「運転室見学は整理券配布または抽選を予定しています」とJR九州。車両が変更となる場合もある。

その他のイベントとして、線路点検時に使用する作業車を体験できるアルミカート乗車体験、架線の点検・工事等に使用する高所作業車を体験できる架線作業車乗車体験も実施予定。運転シミュレータ体験は午前・午後それぞれ20組ずつ参加可能だが、参加者多数の場合は整理券を配布した後、抽選となる。踏切で車が立ち往生した際の対処方法を実演する踏切安全教室、こどもたちを対象としたLANケーブルの作成体験、ミニ新幹線乗車体験、JR九州グッズの販売なども予定されている。なお、車両部品等の販売は行わない。

「てつどうの日 in 南福岡車両区 2018」の入場料は無料。JR九州南福岡車両区は鹿児島本線南福岡駅から徒歩約7分の場所にあり、駐車場がないためJR等の公共交通機関の利用を呼びかけている。車両基地内に足元が悪い箇所もあり、「サンダル、ハイヒール等でのご来場はご遠慮ください」とのこと。