急な雨や防寒に、ビニール袋カッパ

ビニール袋は、災害時にもさまざまな場面で活用できるアイテムである。今回は、そんなビニール袋でカッパを作る方法を紹介する。ハサミで切るだけのシンプルなものだが、黒いビニール袋で作れば着替えなどの際にも活用可能。非常用持ち出し袋などを用意している人は、雨具や防寒着もしっかりその中に入れておくことが望ましいが、いざというときのために、ビニール袋カッパの作り方も把握しておこう。

  • 用意するのは、ビニール袋1枚とハサミのみ。今回は45Lサイズのものを使用した

  • まずは、袋の底部分を手前側にして作業開始。線が引いてある箇所を、縦方向に20~30cm切っていく。長さは3本とも同じでOK。左から1本目と2本目の線の間隔は5cmほど、3本目の線と右端の間隔も5cmほど空けるが、それほど厳密でなくてもかまわない

  • 左から2本目と3本目の線の間は不要な部分なので、横方向に切り落とす。その後、左から1本目と2本目の線の間の輪っかになっている部分を切り開く

  • 右端の閉じている部分も同じように全て切り開けば、ビニール袋カッパの出来上がり。左側に残っている大きな部分が頭に被るフード、真ん中の細長い部分があご下をとめるヒモ、右側が身体の前をとめるヒモとなっている

  • 身長168cmの筆者が着用してみると、こんな感じに。夏場に着用するのは暑いぐらいだったので外へ出てみると、風にはめっぽう弱いことが発覚。袋のサイズを変える、切り方を調整するなど、自分なりにまだまだ改良できる余地を感じた。これも実際に作って着用してみなければわからなかったことである