キッチンペーパーで作る簡易マスク

災害時には建物の崩壊などにより粉塵が飛散しているケースも多く、呼吸器障害などを避けるためにもマスクの着用は必要不可欠。もしマスクが手元にないという場合は、キッチンペーパーを応用して簡易的なマスクを作るという方法も。密閉性に欠けるため感染症の予防には期待できないが、それでも砂埃などは十分に防げるという。

  • 使用するものは、キッチンペーパーもしくはペーパータオル1枚、輪ゴム4個、ホチキスと針2本

  • まずは紙を半分に折る。力を入れすぎるとペーパーが裂けるので、優しく折り目をつけよう。次に、プリーツを作っていく。半分に折った紙を開き、中心の折り目に向かって上下から折りたたむ

  • 続いて、折りたたんだ部分を外側に向かい上下に開いて、さらに半分に折り目をつける

  • 折り目をつけた紙を裏返し、その上下を中心に向かって折りたたむ

  • 最後にもう一度中心に向かって折り込み、棒状にすればペーパーマスクの本体は完成

  • 耳かけの部分には、輪ゴムを2個ずつ結んだものを使用する。大人の場合は輪ゴム1個だと短すぎて耳が痛くなることもあるため、ここで長さを調節しよう

  • マスクの端を折り、輪ゴムを挟み込む

  • 輪ゴムを挟んだマスクの端をホチキスで留めて固定する。針が刺さると輪ゴムが切れてしまうため、注意して留めること

  • これでマスクの完成。開くときも破れないように優しく扱おう。子ども用のマスクには、表側にイラストなどを描いてあげるのもいいかもしれない

  • 実際に装着してみると、着け心地はマスクそのもの。防寒にも使えそうだ。マスクを開いた状態で両方のゴムを引っ張るとすぐにマスクがたたまれてしまうので、まずはゴムを片耳にかけてからマスクを開き、その後もう片方の耳にゴムをかけると装着しやすい

  • 折り方を変えることで、より大きなサイズのマスクも作れる。用意するものは通常サイズと同じ。まずは紙を端から段々に折って、プリーツを作っていく。机の端などを利用すると素早く折れる

  • 紙を段々に折りきったら2個ずつ結んだ輪ゴムを用意し、紙で挟み込まずにそのままホチキスで留める。輪ゴムに針を刺さないようにするという点は、通常サイズと同じだ

  • 大きなサイズの着用イメージ。通常サイズよりも耐久性では劣るため、取り扱いには気を付けよう