女優の新垣結衣と俳優の松田龍平が、10月スタートの日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』(毎週水曜22:00~)でダブル主演を務めることが14日、明らかになった。新垣が主演したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(16年、TBS系)を手がけた野木亜紀子氏のオリジナル脚本となる。

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    新垣結衣(左)と松田龍平

このドラマは、仕事と恋に悩む深海晶(新垣)と、世渡り上手な毒舌男・根元恒星(松田)が、仕事終わりのクラフトビールバーで偶然出会ってしまったことから繰り広げられるラブストーリー。日本テレビの松本京子プロデューサーは「周りに気を遣ったり、自分の本音を隠しながらも毎日頑張って生きている“現実の大人たちのリアル”に徹底的にこだわって描く新しいラブコメディーです」と説明する。

野木氏が新垣主演のドラマを手がけるのは『空飛ぶ広報室』『掟上今日子の備忘録』『逃げ恥』に続き4作目で、松田は日テレのドラマ初出演となる。

今作へのオファーに、新垣は「また新しい景色が見れるかと思うとうれしいです。なにより楽しみたいと思います。そして見てくださる方にも楽しんでいただけるように頑張ります」と心境を語り、「(今作の)主人公のように、嫌なのに、変えたいのに、勇気が出ないまま今と戦ってる人は実はたくさんいるのかなと思います。やっぱり見てくださる方には、好きになってもらったり応援したくなったり、笑ってもらえる晶にしたいです。カチカチになった心がふわっと軽くなるようなドラマになったらいいなと思います」と抱負。

松田との共演は、映画『恋するマドリ』(07年)以来11年ぶりだが、「当時私はまだ高校生で本当に子供だったので、今回はご迷惑をおかけしないように、そして当時とはまた違ったお芝居のやり取りができるように頑張りたいと思います」といい、野木氏に対しては「本当に信頼する方なのでまたご一緒できて本当に感謝です。なんともいえない安心感があります。それと同時に、だからこそのプレッシャーもあります。脚本に込められた野木さんからの期待と課題に応えられるように頑張りたいです」と意気込む。

対する松田は、新垣について「久しぶりに一緒にお芝居ができるのがとてもうれしいです」と喜び、今回演じる裏表のある役柄には「裏表は少なからず誰にでもあるんじゃないかと思います。その表し方は人それぞれで、ハッキリするところと、曖昧なところと、根元らしさが出せたら良いですね」と話した。