JR東海は6日、信州アフターデスティネーションキャンペーンとして、この夏も信州に向けたさまざまな商品を発売すると発表した。地元の地域振興局の協力の下、観光列車を利用した商品などを展開するとともに、長野県の4つのチャレンジ「おもてなし県民運動」と連動し、地元の人達と同社社員が一体となって観光列車の乗客を出迎えるサービスも企画されている。

  • 今夏、信州エリアで運行される臨時列車マップ(イメージ)

観光列車を利用した旅行商品は「特別列車に乗車! 癒しと絶景の信州旅」として、「飯田線リレー号」コースと「諏訪しなの号」コースを発売する。「飯田線リレー号」コースは、長野県上伊那地域振興局協力の下、7月28日と8月25日に辰野~駒ケ根間で運行される観光列車「飯田線リレー号」に乗車し、信州伊那谷産のそば粉を使用したご当地グルメ「信州伊那谷ガレット」や、地元高校生による秋葉街道ジオガイドなどを楽しめる旅行商品。ジェイアール東海ツアーズが企画・実施し、名古屋駅発着の場合、旅行代金は大人1万2,500円・こども9,500円となる。

「諏訪しなの号」コースは、長野県諏訪地域振興局協力の下、9月8日に名古屋駅から小淵沢駅まで運行される「諏訪しなの号」を利用し、清涼感溢れる小海線(八ヶ岳高原線)、霧ヶ峰高原、ビーナスライン観光と上諏訪温泉の宿泊を楽しめる旅行商品。ジェイアール東海ツアーズが企画・実施し、名古屋駅発着の場合、旅行代金は大人3万8,800~5万1,800円、こども3万1,800~3万6,800円となる。

観光列車を利用した旅行商品以外にも、特急「ワイドビューひだ」「ワイドビューしなの」や上高地・奥飛騨地区のバスを利用して上高地と奥飛騨温泉郷を満喫する旅行商品、名古屋駅から白馬駅へ直通する臨時特急「ワイドビューしなの」に乗車し、北アルプス山麓の大自然を満喫できる旅行商品が用意されている。

観光列車の乗客を出迎えるサービスは、快速「木曽路満喫号」、特急「木曽あずさ号」、快速「飯田線リレー号」、特急「諏訪しなの号」、快速「伊那ツインアルプス号」、急行「飯田線秘境駅号」を対象に展開。途中停車駅でご当地ゆるキャラや地元の人達が出迎え、駅での和太鼓演奏や地元特産品等の販売、地元の高校生等が務める観光アテンダント、乗務員手作りの記念乗車証プレゼントなどさまざまなおもてなしを用意している。