名古屋鉄道は4日、名鉄犬山ホテルの再開発計画として、インターコンチネンタル ホテルズグループ(IHG)と提携し、2021年度下期をめどに中部圏初のインディゴブランドのホテルとなる「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」を開業すると発表した。

  • 「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」建物イメージ

名鉄犬山ホテルは、織田家などが居城としていた犬山城に近接し、茶室「如庵」を敷地内に擁する2つの国宝に彩られる稀有な存在で、1965年の創業以来、地元のみならず国内・海外など多くの利用客から愛されてきたという。今回の再開発にあたり、世界的なブティックホテル「ホテルインディゴ」のブランド力とノウハウを活用し、唯一無二の顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)を提供し、インバウンド需要をさらに積極的に取り込んでいく。

ホテルインディゴの各ホテルは、地元の文化や歴史、地域性を反映させた独自の設計・内装を特色としながらも、ブランド共通のフレンドリーなサービスと、ホテルが立地する地域だからこそ提供できる本物の体験を提供している。「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」では、これまでの名鉄犬山ホテルの成功を糧に、さらなる高みをめざして最新のモダンなデザインを取り入れ、IHGのグローバルな評判やシステムを最大限に活用し、犬山の新たなフラッグシップをめざす。

  • 「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」建物イメージ(南東からのホテル全景)

なお、建物は名古屋鉄道が所有し、IHGの日本法人IHG・ANA・ホテルズグループジャパンとホテル運営委託契約を締結して同社が運営を行うことになる。客室数は150室、付帯施設としてレストラン、ラウンジ、宴会場、スパ、フィットネスなどを用意し、開業は2021年度下期を予定。この計画にともない、現ホテルでの営業は2019年8月末に終了する。