女優の川栄李奈と俳優の山田裕貴が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(7月17日スタート、毎週火曜21:00~)に出演することが5日、明らかになった。

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    川栄李奈(左)と山田裕貴

柏木ハルコ氏の同名コミックが原作の今作は、安定を求めて公務員となった義経えみる(吉岡里帆)が、生活保護受給者を支援するケースワーカーとなり、生活保護受給者たちのさまざまな"人生そのもの"に向き合い、寄り添う中で、奮闘していくストーリー。川栄と山田が演じるのは、えみると同期のケースワーカーだ。

川栄が演じるのは、頭脳明晰(めいせき)で優等生タイプの栗橋千奈。公務員役は初挑戦で、「最初マネージャーさんから『面白いドラマなんだけど…川栄まじめな役なんだよ…』って、なんかバカにされた感じで言われたんで(笑)。逆に、『よし!まじめな役やってやろう!』って思いましたね」と奮い立ったそうだ。

山田との共演は4回目だが「4回目ですかね? あ、そうだそうだ(笑)。4回目ですね」と聞かれてから気づいた川栄。ケースワーカーという仕事については「人の命に関わったりとか、人の人生を選択する…、それくらい難しいお仕事でもある反面、適当にやっちゃえばさらっとすんでしまうお仕事なんだろうなと思います。人との関わり方がすごく難しいなと思いますね」といい、「このドラマを通して、自分自身も成長できたらなと思います」と意気込んでいる。

一方の山田が演じるのは、マザコンで熱血漢な七条竜一。受給者の“心の拠り所”となるケースワーカーで“アイドルっぽい”髪型がトレードマークとなっており、「髪型でマザコンぽさを出そうとしてますけど、まあ、外見がどうであれ、大事なのは内面なので、きちんと表現できればなと思います」と語る。マザコン役を演じるにあたっては「僕の父も仕事が忙しくて、すべてが母親ではあったので、マザコンといえば結果マザコンなのかもしれないですね(笑)」と話した。

また、「以前、生活保護を受けている方からお金を取り立てるような役を演じたことがあるんです。その時の経験もあって、色んなことがわかるというか…、考えるようになりましたね」といい、「今の時代、人とのつながりが希薄になってきてしまっている気がします。だからこそ、大事なことだと伝わればいいな」とメッセージを寄せた。

他にも、えみるたちの同期役で小園凌央、水上京香。同僚で先輩のケースワーカー役で内場勝則。えみるが通う、定食屋の店主役で徳永えりの出演も決まっている。