俳優・鈴木亮平が主演を務めるNHK大河ドラマ『西郷どん』(毎週日曜 NHK総合20:00~20:45 BSプレミアム18:00~18:45/再放送 土曜13:05~)の第20話「正助の黒い石」が27日に放送され、平均視聴率が12.2%だったことが28日、分かった(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

青木崇高

青木崇高

本編を休止して4月1日に放送された特別番組で初の1ケタ台となる9.7%を記録した後、13話以降は11~13%の前後を推移。舞台を奄美大島に移した18話は、特別番組の前週に放送された12話以来の14%台となる14.4%に回復したが、19話13.7%、20話12.2%と伸び悩んでいる。

19話で結ばれた吉之助(鈴木亮平)と愛加那(二階堂ふみ)。20話は吉之助のいない薩摩での出来事がメインに描かれた。島津斉興(鹿賀丈史)が亡くなり、藩の権力を握ることになった久光(青木崇高)に正助(瑛太)が急接近。有馬新七(増田修一朗)ら精忠組の過激派と正助が対立する中、井伊直弼(佐野史郎)が桜田門外で命を落とした。

殻に閉じこもっていた久光だったが実権を握ると、「予が国父である!」と威風堂々。番組公式サイトによると、青木は「国父になった瞬間は大きなターニングポイント」と語り、「何より『もみあげ』ですね。上に束ねていた毛をふくらませて立体感を出しています。眉の描き方も変えて、ほうれい線は強めに、あごヒゲの残し方まで、メイクさんとは細かく相談させてもらいました」などスタッフと相談した上で表現を工夫したことを明かす。

また、「声もグッと低く落としました」と演じ方にも変化をつけているが、青木は「国父の威厳であると同時に、『威厳を出さないといけない』という焦りを含めた姿なんだろうと思います」と冷静に分析。放送後、視聴者も「素晴らしい演技」「スイッチ入った」「雰囲気変わった」「顔つきが変わった」など豹変ぶりに反応している。

『西郷どん』視聴率推移・一覧(ビデオリサーチ調べ・関東地区)