『機動戦士ガンダム』から続く「宇宙世紀」の物語を描き、ファンから熱い支持を集めた『機動戦士ガンダムUC』の続編となる、劇場作品『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』が2018年11月に公開されることが明らかになった。

『機動戦士ガンダムNT』は『機動戦士ガンダムUC』のストーリーを担当した福井晴敏氏が自ら脚本を手がける宇宙世紀サーガ最新作。同じく『UC』を手がけたサンライズ第1スタジオが制作を担当し、『UC』のその先を描く。舞台となるのは『UC』で主に物語が展開された宇宙世紀0096年の翌年である宇宙世紀0097年となる。

『機動戦士ガンダムNT』あらすじ

『ラプラスの箱』が開かれて一年。
ニュータイプの存在とその権利に言及した『宇宙世紀憲章』の存在が明かされても、世界の枠組みが大きく変化することはなかった。

のちに『ラプラス事変』と呼ばれる争乱は、ネオ・ジオン残党軍『袖付き』の瓦解で終結したかに見えた。
その最後の戦闘で、2機のフル・サイコフレーム仕様のモビルスーツが、人知を超えた力を示す。
白き一角獣と黒き獅子、2機の脅威は、封印されることで人々の意識から遠ざけられ、忘れ去られるはずだった……。
しかし、2年前に消息不明となっていたRX-0 ユニコーンガンダム3号機が、地球圏に再びその姿を見せ始めた。
金色の"不死鳥"……その名は、フェネクス――。

スタッフは、監督を吉沢俊一氏、脚本を福井晴敏氏、メインキャラクター原案を高橋久美子氏、キャラクターデザインに金世俊氏、メカニカルデザインにカトキハジメ氏、小松英司氏、色彩設計にすずきたかこ氏、美術監督に丸山由紀子氏、峯田佳実氏、音響監督を木村絵理子氏、編集を今井大介氏、そして『UC』でも感動的な楽曲で作品を盛り上げた澤野弘之氏が本作でも音楽を担当する。

『機動戦士ガンダムUC』は、OVA版の「ガンダム」としてはBlu-ray&DVD累計出荷数180万枚(全7巻)を達成した人気作。2016年にはメ~テレ・テレビ朝日系列にて『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』としてテレビ版も放送された。また、2017年には東京・ダイバーシティ東京 プラザ フェスティバル広場に主役機・ユニコーンガンダムの実物大立像が建造。当時オープニングイベントに登場したサンライズの宮河恭夫社長は来春(2018年)に『UC』の新プロジェクトが発表されることを示唆していた。

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