原作発行部数5,000万部を超える『シティーハンター』の新企画が昨年のTVアニメ放送開始30周年を機に始動。2019年初春、長編アニメーション映画『劇場版シティーハンター(仮題)』として復活することが決定した。

新宿を舞台に様々な依頼を受け、法で裁けぬ悪と闘う「シティーハンター」こと冴羽獠。超一流の射撃の腕をもつ、裏社会No.1の始末屋(スイーパー)だが、無類の女好き。相棒の槇村香は依頼人の女性に手を出そうとする獠を時に"撃退"しつつも、仕事のパートナーとして獠を支え成長していく。2人の活躍を時にハードボイルドに、時にコメディチックに描いた北条司氏による原作は、1985年に「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載開始。1987年にサンライズ制作、読売テレビ・日本テレビ系列でTVアニメが放送され、シリーズ140話、スペシャル3作に加え、劇場版3作を数える大ヒット作となっている。

『劇場版シティーハンター(仮題)』では、冴羽獠役は神谷明、槇村香役は伊倉一恵というTVアニメからのオリジナルキャストが継続して演じることが決定。アニメーション制作も引き続きサンライズが担当し、総監督としてTVアニメと過去の劇場版「シティーハンター」で監督を務めたこだま兼嗣氏、脚本は『妖怪ウォッチ』でシリーズ構成・脚本を務めた加藤陽一氏が本作に初参加となる。

ストーリーは現在の新宿を舞台に獠と香が活躍する完全新作ストーリー。発表と同時に公開された第1弾ビジュアルは、原作者・北条司氏が本作のために新たに描き下ろしたもので、当時と変わらぬ姿の獠と香が、現在の新宿で活躍することを予感させるビジュアルになっている。

さらに、製作決定を記念したスペシャルムービーが公開されたほか、原作・北条司氏、総監督・こだま兼嗣氏、冴羽獠役・神谷明、槇村香役・伊倉一恵から寄せられたコメントも公開されている。

●「劇場版シティーハンター」製作決定記念スペシャルムービー | 2019年初春ロードショー

●『劇場版シティーハンター(仮題)』スタッフ&キャストコメント

■原作・北条司
『シティーハンター』は僕が若い頃に描いた作品です。若気の至りなど、いろいろなものがこの作品の中にはあるので、今の僕には当時と同じ感覚で『シティーハンター』を描くことは難しいなと思っています。でも、アニメーションならそれができる。総監督はこだま(兼嗣)さんなので、ツボを押さえた面白い作品になると確信しております。しかも、神谷明さん、伊倉一恵さんも出演されるので、“あの頃のまま”の『シティーハンター』が蘇るのではないかと期待しています。
ファンの方に楽しんでいただけるのが一番なので、それに応えられるように制作陣には頑張っていただければと思います。僕ももちろん協力させていただきますが、みなさんと一緒に楽しみたいと思います。

■総監督・こだま兼嗣
私が「シティーハンター」に関わっていたときは、時間が経っても通用するセンスとアクションをと思って演出していました。
まさか30年経って再び関わるようになるとは考えてもいませんでした。しかし、頭の中では時間が止まっていて、すべてが昨日のことのように、冴羽獠や槇村香が勝手に動き出しました。自分でもビックリです。なによりこの作品は楽しいのです。
ハードボイルドあり、アクションあり、ギャグあり、演出として、これほどやりがいのある作品にはそうそう巡り会えません。お話があったとき、二つ返事で引き受けました。しかも、今回参加してくれるスタッフには、当時リアルタイムで観てくれたファンの人たちもいるのです。こんな楽しい環境でやる気が起きないわけはありません。
あの頃と変わらぬ冴羽獠が皆さんの前に帰ってきます。楽しみにしていてください。

■冴羽獠 役・神谷明
僕の中にはずっと冴羽獠が生き続けていました。1999年のテレビスペシャルから20年が経ち、このような形で獠と香、二人の「シティーハンター」にもう一度逢えるなんて感激です!

■槇村香 役・伊倉一恵
えっ、また100トンハンマーを振り回せるんですか!?30年経って再び香の声が出来るなんて、なんて幸せ!!しかも北条先生の絵を見る限り、静かに収まってない気配。大暴れ出来る体力はあるのか少々心配ですが、気持ちはすでに香です。はぁ、もう待ちきれない❢

完全新作ストーリーで復活を遂げる『劇場版シティーハンター(仮題)』は、2019年初春ロードショー。各詳細は公式サイトにて。

(C)北条司/NSP・「2019劇場版シティーハンター」製作委員会