歌舞伎俳優の市川猿之助が、嵐の二宮和也が主演を務める4月期のTBS日曜劇場『ブラックペアン』(毎週日曜21:00~)に出演することがこのほど、明らかになった。昨年行われた「スーパー歌舞伎II ワンピース」の上演中に骨折する重傷を負った猿之助は、今作が復帰後初のドラマ出演となる。

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    市川猿之助

原作は、海堂尊の小説『ブラックペアン1988』。舞台となる東城大学医学部付属病院に突如導入されることになった手術用最新医療機器・スナイプを巡る疑惑をきっかけに、外科医としてのプライドを守ろうとする“オペ室の悪魔”こと渡海征司郎(二宮)が、嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かっていく姿を描く。

二宮をはじめ、竹内涼真、葵わかな、倍賞美津子、小泉孝太郎、内野聖陽らの出演が決定していたが、このたび市川猿之助の出演が発表された。

猿之助が演じるのは、東京の中央にそびえる国立の雄、帝華大学・外科教授の西崎啓介。帝華大学は心臓外科の分野で組織的な研究力を誇り、全国的には無名だが、個人の高い技術力を誇る東城大学と日々しのぎを削っている。西崎は個人的にも、数カ月後に控えた日本心臓外科学会の理事長選の席を東城大学の教授・佐伯清剛(内野)と争い、互いに意識しあっている。

市川は「素晴らしい作品に、素敵な共演者、スタッフの皆様と共に参加させていただけますこと、とてもうれしく思っております」と出演を喜び、「個人的に最近優秀なお医者様と接することが多かったので、役作りの中で存分に活かせたらと思います。 一人でも多くの方々に楽しんでいただけるよう、日々、取り組んで参ります」と意気込んでいる。

プロデューサーの伊與田英徳氏は「舞台やテレビで拝見していて、いつか市川猿之助さんとドラマでご一緒したいと思っていたところ、昨年9月に『スジナシ』という舞台でたまたまご一緒させていただき、ますます思いが強くなりました」と出演をオファーした思いを説明。「今回、思い切ってオファーしたところ、運良く機会をいただくことができ大変うれしく思います。また、昨年お怪我をされて以来、復帰作となる作品にこのドラマを選んでいただけたことに大変感謝しております」と喜び、「猿之助さんが演じられる西崎は、内野聖陽さん演じる佐伯と敵対する役なのですが、物語が展開する上で非常に重要な役どころとなります。どのような西崎教授を見せていただけるのか楽しみです」と期待を寄せている。

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