俳優の竹内涼真が、嵐の二宮和也が主演を務める4月期のTBS日曜劇場『ブラックペアン』(毎週日曜21:00~)に出演することが20日、明らかになった。さらに、葵わかな、倍賞美津子、小泉孝太郎、内野聖陽の出演も決定した。

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    左から二宮和也、竹内涼真、葵わかな、倍賞美津子、小泉孝太郎、内野聖陽

日曜劇場初主演となる二宮が、手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医・渡海征司郎を演じる同作。渡海は、その傲慢な性格と言動が周囲との軋轢を常に生んでおり、「患者を生かし、医者を殺す」と評される、通称“オペ室の悪魔”だ。突如導入されることになった手術用最新医療機器・スナイプを巡る疑惑をきっかけに、外科医としてのプライドを守ろうとする渡海は嫉妬渦巻く大学病院という巨大組織に立ち向かい、病院・研究室、製薬会社、医療機器メーカー、そして厚生労働省などとの癒着問題や様々な不正、“ブラックペアン”と呼ばれる特製の真っ黒いペアン(止血用鉗子)に隠された過去が暴かれる。

このたび、渡海が所属する東城大学医学部付属病院の研修医一年目・世良雅志役に、日曜劇場『陸王』をはじめとするドラマや映画で昨年大躍進を遂げた竹内涼真が決定。常識外れの渡海の言動に翻弄され反発する一方で、自分の非力さを痛感し、医師として成長していくという役どころだが、竹内は「実は、医療ドラマに出演したい!と心の中で密かに思っていたのでその願いが叶いとても嬉しく思います」と出演の喜びを明かした。

心臓外科医の先生に話を聞いたり、手術映像を見たりして準備をしているそうで、「これまで自分が見たことのない新しい世界がそこにはあり、その中にこれから飛び込むんだと思うと気持ちが高まりました。それとともに、命を扱うという重みや責任感が自分の中でも少しずつ大きくなっている気がしています」と心境を説明。「僕が演じる世良雅志は研修医です。そのため右も左もわからないところから始まります。まだ青いけど一所懸命で真っ直ぐな世良と同様に僕も精一杯頑張りたいと思います。世良の成長も楽しみにしていてください」と意気込んでいる。

また、手術室看護師・花房美和役には、現在放送中のNHK連続テレビ小説『わろてんか』で主役を演じている葵わかな。葵は朝ドラ後初めてのドラマ出演となる。花房は手術での器械出しを担当しはじめたばかりの新人で、渡海の手術での手技に圧倒され、とっつきにくい渡海を徐々に理解していく。

葵は「お話を読んだ時に、命を扱うお医者さんにも色々な種類があるんだ、と思ったのを 覚えています。命や医療を思う人々の、理想や思想がぶつかり合うすごく熱のあるお話だと感じました。こういった独自の世界がある職業の役をやらせて頂くのが初めてなので、とても ワクワクしています」とコメントしている。

また、原作には描かれないオリジナルキャラクターである渡海の母・渡海春江役に倍賞美津子、手術用最新医療器具・スナイプを持ち込み、渡海と対立する新任エリート講師・高階権太役に小泉孝太郎、そして、東城大学医学部付属病院総合外科学教室・通称「佐伯外科」のトップに君臨する佐伯清剛教授を演じるのは、内野聖陽。佐伯は日本屈指の腕を持つ心臓外科医で、“神の手”を持つ佐伯が手術の際に“ブラックペアン”を使うのにはある理由があり、渡海との因縁やスナイプを強引に推進する高階との軋轢が描かれていく。“神の手”を持つ佐伯は渡海の敵か味方か?