女性のための快適住まいづくり研究会は1月29日、マンションを購入した女性を対象とした、マンション購入にまつわる条件や自身のライフスタイルに関する調査結果を発表した。調査期間は2017年12月24日~2018年1月8日、調査対象は女性のための快適住まいづくり研究会女性会員、有効回答は380人。

マンションを購入したときの年収、400万円台以下が34.8%

初めてマンション購入をしたときの年齢を尋ねたところ、「40~44歳」が最も多く28.2%。全体では、約半数に当たる48.2%が39歳までにマンションを購入していた一方、20代(5.3%)や50代以上(8.0%)での購入者もおり、同調査は「マンション購入に年齢は関係ない」との見方を示している。

初めてマンションを購入したときの仕事を聞くと、「正社員」が86.8%に上ったものの、派遣社員などの非正規社員も約1割いた。初めてマンションを購入したときの年収(税込み)は、「500万円台」が22.9%と最も多く、全体では年収400万円台以下が34.8%を占めた。

  • 初めてマンションを購入した時の年収(税込)

初めて購入したマンションの価格は、「3,000万~3,499万円」が26.1%、「2,500万~2,999万円」が23.7%、「3,500万~3,999万円」が18.7%と続き、2,500万~3,999万円が計68.5%となった。

マンションの所有戸数を調べると、約10人に1人に当たる計11.6%が2戸以上所有していることが判明。またマンション所有者のうち、「1戸は住んで他は人に貸している」人は5.8%、「人に貸して家賃収入を得ている」人は3.9%だった。

同調査は「購入後に結婚や転勤・転職などでライフスタイルが変化したことで、人に貸して家賃収入を得るなど不動産投資・資産形成目的での活用も増えている」と分析している。