歌手で俳優の武田鉄矢が、テレビ朝日系バラエティ番組『ビートたけしのTVタックル たけし&爆笑問題がメッタ斬り!2017をザワつかせた人々!』(24日18:00~21:00)で、教科書から坂本龍馬を削除する動きに異議を唱える。

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    熱弁を振るう武田鉄矢=テレビ朝日提供

2017年「日本をザワつかせた人々」をテーマに、たけし、爆笑問題らがゲストと好き勝手なことをしゃべって1年を締めくくる恒例の『TVタックル』年末スペシャル。武田は、高校や大学の教員からなる高大連携歴史教育研究会が「歴史の教科書の用語が多すぎる」との理由で、坂本龍馬が削除候補になったことに対し、「何を考えているんだ?と思いましたね」と噛み付く。

龍馬を敬愛し、リーダーを務めるフォークグループの名前まで「海援隊」の武田。「18歳のころからずっと坂本龍馬の魅力とは何なのかを考えてきました」といい、自ら龍馬を演じたこともあるだけに、今回の提言が許せないという。そこで、スタジオで歴史研究者と対決。「坂本龍馬」の削除阻止へ、誰にも負けない龍馬愛を熱く語る。

削除の候補となった理由の1つは「史実の面で歴史を変えた人ではないから」で、削除候補の名前が並んだフリップを見た武田は「この人たちは後に天下をとれなかったけど、この人たちがいたから歴史が盛り上がったと思うんです」と持論を展開。

さらに、「龍馬は姉に送った手紙の中で『日本』という言葉を使っているんです。あの時代の土佐の下級の武士が姉ちゃんに宛てた手紙の中に『日本』という言葉を使っているということに、たまらなくワクワクする。かっこいいと思わない?」「そういう些末な歴史上の事実に目もくらみそうな興奮を覚えるんです」と続けて熱弁し、削除賛成派の研究者をタジタジにさせる。

番組では他にも、今年の「ゲス不倫疑惑」をカレンダー形式で総ざらいし、雨上がり決死隊の宮迫博之との不倫疑惑が持ち上がったモデル・小山ひかるが、VTRで報道後の影響についてコメント。さらに、「2世タレントの薬物汚染」「てるみくらぶ倒産」「豊洲・築地移転問題」「山口組」「米朝問題」などについて、ゲストを招いて激論を繰り広げる。

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