俳優の武田鉄矢(68)が、22日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、ハリウッドのセクハラ問題についてコメントした。
ハリウッドで影響力を持つと言われている映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏に、女優らへの過去30年間に及ぶセクハラ疑惑が浮上。このことが番組で取り上げられ、司会の東野幸治(50)から「日本の芸能界長いですが、そんなにびっくりするニュースじゃなかったですか。どうですか?」と問われた武田は「びっくりしないニュース」と答えた。
というのも、「日本の映画にパワーがあった頃は、そんなこと平気で言う人がいた」「『私は女優を愛人にしたんじゃない。愛人を女優にしたんだ』ということを平然とおっしゃる映画経営者がいた」から。さらに東野から枕営業について聞かれると、「まぁ、あったんでしょうね。そういう"におい"の話はそこら辺に漂ってますよね」と見解を示した。
セクハラを問題視する一方、「ほんのわずかずれたら大騒ぎになるご時世」「『金八先生』のセットの裏側で、一生懸命熱心に指導しているのことは全部がパワハラになってしまう」という危惧も。「その手のことが問題になりはじめたのは、ハラスメントという言葉が流行りはじめたから。セクハラという言葉が出てくると、それまでセクハラじゃなかったことがセクハラにカウントされる」と訴えていた。