グローバル・リンク・マネジメントはこのほど、「上京時の住環境・仕送りに関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2017年2月4~5日、有効回答は状況経験のある子供を持つ親400人。

親の半数が「仕送りをしていた」

子供が上京した際に住む物件選択において重視したポイントは、1位「家賃」(61.6%)、2位「部屋の広さ」(20.3%)、3位「築年数」(16.1%)となった。

子どもが上京した際に住む物件選択において重視したポイント

子供が上京した際に初めて住んだ東京都23区内のエリアについて聞いたところ、1位は「中野区」、2位は「世田谷区」「練馬区」、3位は「大田区」となった。出身エリア別に見ると、北海道エリアでは「大田区」、東北エリアでは「板橋区」、九州・沖縄エリアでは「豊島区」がトップになった。

子どもが上京した際に初めて住んだ東京都23区内のエリア

子供が上京している当時、「仕送りをしていた」親は約半数の49.8%。エリア別にみると、東北エリアが74.0%で最多、次いで中部エリアが70.0%となった。

仕送り経験のある親に月々の仕送り金額を尋ねたところ、全国平均は9万1,020円で、年間換算では平均109万2,240円に上った。月々の仕送り金額をエリア別にみると、四国エリアが10万9,910円と最も高く、以下、北海道エリアが10万3,333円、東北エリアが9万4,335円と続いた。

仕送り平均額

仕送りのお金に家賃として充てる金額が含まれていたか聞くと、65.8%が「含まれていた」と回答。家賃として充てていた金額は平均5万5,158円で、仕送りの金額のうち60.5%を占め、年間換算では平均66万1,896円となった。

仕送りのお金に家賃として充てる金額が含まれていたか

子供が上京している当時、「毎月、仕送りを工面するのが大変だった」と回答した親は49.2%。「決まった仕送り額より少ない金額になった月がある」は8.0%、「仕送りすることができない月があった」は2.0%だった。一方、「当てはまるものはない」は44.7%となった。

また仕送りの際に苦労を経験した親のうち、5人に1人に当たる21.2%が掛け捨てとなってしまう家賃を「無駄な支出だと思う」と答えた。

仕送りに関する経験