野村周平(左)と石川界人(右)

先週末より、二部作の【前篇】が公開された野村周平主演映画『サクラダリセット』。後篇が5月13日(土)より全国ロードショーとなるが、実写映画化だけでなく、2017年4月5日(水)より、TOKYO MX、関西テレビ、BS11ほかにてTVアニメ版の放送も開始となる。

この「サクラダリセット」シリーズの映画公開とアニメ放送を記念して、AnimeJapan 2017の会場に、実写映画で主人公・浅井ケイ役を務めた俳優・野村周平が来場。TVアニメで浅井ケイ役を務める、声優・石川界人と初対面を果たした。

同じ1993年生まれの2人。最初は少し緊張した面持ちだったが、同い年とわかると少しホッとした様子で並び、固い握手を交わした。

AnimeJapanという催しは初めてという野村は「なかなかこういう機会じゃないと、こられないので」と、興味津々の様子。すでに映画鑑賞済みの石川は野村に対して「すごくインスピレーションを受けました。お芝居として見た時に、自分に足りないもの、自分がこれからさらに肉付けできるものをすごく感じ取りました。そして、まずはやっぱり、マネできないケイがそこにいるなって。だから、僕は僕のケイを、野村さんは野村さんのケイを、各々の解釈で存在していていいんだなぁと思いましたし、単純に同い年でこの芝居ヤバイな、すごいなと思いました」と感想を語った。

また、「お互いのケイを意識したか?」と聞かれると「後からアニメ化されることを知ったので、あれ、声優の仕事俺にきてないぞ? 誰がやったんだろうなってまず、思いました(笑)。でも、アニメ(のビジュアル)になったら全然違う……もうちょっと(僕に)よせてくれてもいいんじゃない? って(笑)。アニメはアニメ、実写は実写で分けたほうが、2つで楽しめますよね」(野村)、「(実写映画を鑑賞して)僕は、やっぱりちょっと影響を受けましたね。自分では影響されるつもりはなかったんですけど、それだけインパクトが大きかったんでしょうね。見てからのアフレコは自分の中で、セリフの解釈の仕方、出し方はちょっと変わったような気がします」(石川)と、それぞれのケイへの意識を語った。

さらに、浅井ケイを演じた感想については、「すごく楽しかった。もちろん、難しい部分もたくさんあったんですけど、それよりも、今後の役者人生の引き出しの一つになる役が出来たんじゃないかなと思いました」(野村)、「すごく好きなタイプのキャラクターです。ロジカルに物事を積み上げていって、結論を導き出し問題の解決にあたるというのが、非常に好きな展開で。それをすごく合理的に、効率的に行えるケイは、演じていてすごく楽しいです。巡り合えてよかったなと思っています」(石川)と、互いに役への想いに溢れるコメントを残した。

映画『サクラダリセット 前篇』は現在公開中で、後篇は5月13日(土)より公開。上映館などの詳細は映画公式サイトにて。TVアニメ『サクラダリセット』は4月5日(水)より、TOKYO MX、関西テレビ、BS11ほかにて放送開始。放送情報などの詳細はアニメ公式サイトにて。

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