歌舞伎俳優の市川海老蔵が16日、「渡瀬恒彦さん」というタイトルでブログを更新。多臓器不全のため14日に死去した俳優の渡瀬さんを悼んだ。

市川海老蔵

主演したNHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』で渡瀬さんと共演した海老蔵は、「沢山思い出が、撮影の時 テストや本番とあります」と告白。テストの時に照明合わせにずっと立っていたら「いいんだよ。本番キチンとやればいいんだよ。主演がずっとやっていたら、周りも一年間やる事になる。他のドラマと違い一年間の長丁場だから、いいんだよ」とアドバイスをもらったそうで、「全てを思っての大人の優しい言葉でした」と感謝した。

また、茨城のロケの後に食事に連れて行ってもらったときのエピソードも披露。「あの当時の私は、血気盛んな上に血気盛んの血気ボーボーでしたから笑笑」と前置きした上で、渡瀬さんから「俺と一緒でどうをとるやつは初めてだ!」と言われて「なんすか?どうをとるって?」と聞いたというやりとりを明かし、「臆する事なく聞いた無礼に優しく強くこたえて下さった事とか、、、本当にカッコよく素敵な先輩でした」とつづった。さらに、「この度のこと、ショックでした」と吐露し、「心から御冥福を御祈り申し上げます」と締めくくった。