シンガポール航空および子会社で地域航空会社のシルクエアーは、3月14日よりビスタラが運航するインド国内線においてコードシェアを開始した。シンガポール航空およびシルクエアーが、インドに拠点を置く国内航空会社とコードシェア提携を結ぶのはビスタラが初めてとなる。

調印式の様子。シンガポール航空およびシルクエアーにとって、インド拠点の航空会社とのコードシェア提携は初となる

この合意により、シンガポール航空はビスタラが拠点とするムンバイ、ニューデリーとインド国内10都市(アーメダバード、ベンガルール、ブバネーシュワル、ゴア、グワーハーティー、ハイデラバード、ラクナウ、コーチ、 コルカタ、ポートブレア)を結ぶビスタラの運航便にシンガポール航空の「SQ」便名を追加することになる。

また、シルクエアーは、ベンガルール、コルカタとインド国内6都市間(グワーハーティー、ハイデラバード、コーチ、ムンバイ、ニューデリー、ポートブレア)を結ぶビスタラの運航便に航空会社コード「MI」を追加することになる。

ビスタラにとっても、他の航空会社グループとコードシェア提携を結ぶのは初となる。今回の合意により、シンガポール航空グループのインドでの運航ネットワークに、新たにブバネーシュワル、ゴア、グワーハーティー、ポートブレアの4都市の就航地が追加される。

シンガポール航空グループは現在、シンガポールからインド国内の15都市に就航。また、シンガポール航空とビスタラ双方のフリークエント・フライヤー・プログラム「クリスフライヤー」と「クラブ・ビスタラ」の会員は、今回のコードシェアによりさらに充実した特典を受けられる。

PPSクラブとクリスフライヤー・エリートゴールドの会員は、ビスタラの運航便で旅行する際に、ラウンジ利用、受託手荷物許容量の追加、手荷物の優先取り扱い、優先チェックインおよび優先搭乗を利用できる。クラブ・ビスタラのプレミアムおよびゴールド会員も、シンガポール航空の運航便で旅行する際、同様の特典が利用可能。また、PPSクラブとクリスフライヤーの会員は、ビスタラが運航するシンガポール航空コードシェア便で旅行する際にエリートマイルも獲得できるようになる。

クリスフライヤー、クラブ・ビスタラの会員はこれまでの会員特典に加え、シンガポール航空とビスタラの運航便のどちらを利用の場合でも、マイルを獲得できる特典が追加される。また、クリスフライヤーの会員のはビスタラの運航便でもマイルが利用でき、クラブ・ビスタラの会員はシンガポール航空の運航便でもマイルを利用できる。

シンガポール航空マーケットプランニング担当シニアバイスプレジデントのタン・カイ・ピン氏は、「ビスタラとの強いパートナーシップを象徴する、初のコードシェア提携をうれしく思います。この新しいコードシェア提携は、シンガポール航空とシルクエアーにとって重要なインド路線の運航ネットワークの拡大に繋がるだけでなく、お客さまに更により多くの旅の選択肢と、拡充したクリスフライヤー特典を提供することが可能になります」とコメントしている。

ビスタラのピーテイク・ヨウCEOは、「当社初のコードシェア提携をシンガポール航空とシルクエアーと実現できたことは、大変に喜ばしいことです。国際的に名高い航空会社となるべくまい進している当社にとって、パートナーシップ提携は目的達成のため、大きな役割を担うことになります。シンガポール航空、シルクエアーのいずれのクラスを予約したお客さまも、インドを旅行する際、シンガポール航空、シルクエアー同様の卓越したサービスをビスタラでもお楽しみいただけるでしょう」とコメントしている。

今後、シンガポール航空のホームページ、コールセンター、および最寄りの旅行会社にて順次販売を開始する。