ついに26日(18:30~23:18)の放送で"ファイナル"を迎えるフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』。長い歴史を重ねてきた同番組だが、データニュース社が運営する視聴状況調査「テレビウォッチャー」による歴代の最高満足度を記録したのは、「前代未聞生放送ライブ! シングル50曲40分間ノンストップSP」と題された、2013年9月9日の放送だった。

『SMAP×SMAP』満足度ランキング(2012年4月以降)

データニュース社「テレビウォッチャー」調べ

1996年4月にスタートして20年9カ月という歴史を持つ『スマスマ』だが、「テレビウォッチャー」の歴代満足度は、データが残る2012年4月以降のものが対象となる。この中で、5点満点で4.10という数値を記録したのが、「前代未聞生放送ライブ! シングル50曲40分間ノンストップSP」だった。

SMAPのCDデビューが1991年9月9日であることを受け、そのちょうど22年後にあたる日に生放送された同回は、その名のとおり、メンバー5人がデビューシングル「Can't Stop!! -LOVING-」から、当時の最新シングルで50枚目の「Joy!!」までを、40分間ノンストップで披露するという内容だった。

『SMAP×SMAP』の収録が行われてきたフジテレビ湾岸スタジオ=東京・青海

SMAPは、総合司会を担当した2014年の同局系『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』で、27曲45分3秒というノンストップ生放送ライブを完遂することになるが、それはまだ少し先の話である。当時は"前代未聞"の企画で、そのドキドキ感が高い満足度につながったようだ。

次いで4.02を記録して2位だったのは、2013年4月15日放送の「大反響!!5人旅…先週ハマらなかった名場面完全放送スペシャル!」。これは、同8日放送「はじめてのSMAP5人旅スペシャル!!」の未公開版で、この本編も3.93という高数値をマークして4位につけている。

なお、解散・分裂危機騒動を受けてSMAPが生放送で謝罪した、今年1月18日の満足度は、3.19という低数値だった。自由記述による感想を見ると、「重苦しい憔悴しきったキムタク以外のメンバーを見ると生放送する必要があったのか疑問」(33歳女性)、「歯切れも悪く、何の情報も得られず意味がなかったと思う」(55歳女性)など、メンバーの重苦しい表情を見せられたことや、グループの存続・今後の解散を明確に否定する発言がなかったことに不満を持つ声が多く寄せられていた。

上位に挙げた3回は、どれも5人がそろっての特別企画。5人が唯一並ぶレギュラー番組だからこそ実現できたもので、それだけに、この偉大な番組の放送終了が惜しまれる。26日の「ファイナル」について、内容の詳細は発表されていないが、5人の"絆"が確認できるような回になることを切に望んでやまない。

●「テレビウォッチャー」調査概要
・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)
・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000
・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル
・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査
・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)