お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志がこのほど、プレゼンターを務めるAmazonプライム・ビデオの新作バラエティシリーズ『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』(30日配信開始、全4話)の取材に応じ、今後自らが参戦することに意欲を見せた。

ダウンタウンの松本人志

これは、1人100万円の参加費を払った10人の芸人たちが、密室で行う"笑わせ合いバトル"。6時間の制限時間で笑いを仕掛け、笑いに耐え、最後まで残った1人が、賞金1,000万円を獲得するというルールだ。

『ドキュメンタル』は、「ドキュメンタリー」と「メンタル」をかけ合わせた松本による造語。その理由について、松本は「撮り方をドキュメンタリーとして追っかけた方が良いと思ったのと、自分で100万円を出すということで、メンタルな部分がどう出てくるのかというのを面白がりたいと思った」と語る。

松本はプレゼンターの立場で、参加するプレイヤーは、宮川大輔、藤本敏史(FUJIWARA)、くっきー(野性爆弾)、ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)、久保田和靖(とろサーモン)、斎藤司(トレンディエンジェル)、アントニー(マテンロウ)、川原克己(天竺鼠)、ジミー大西、大地洋輔(ダイノジ)の10人。

このラインナップについては「一般の中では"機能"してないような人たち。ちょっと問題ありでギリギリだなという人たちを、わりと集めたかなというところはありますね」と印象を述べた。

実際にバトルの模様を見守って「世界情勢を見ているような感じ」という松本。「この人は国で言うところの何人なのか、この国とこの国がやり合うとこんな感じになって、間にこの国が入っていって…」と、一筋縄ではいかないプレイヤーが集まったことを表現した。

その中でも、特にくせ者だというプレイヤーは「ジミーちゃんですかね」と即答。「いわゆる計算してこない笑いがすごいので、こういう人はちょっと怖い」と言い、テクニックによらない戦い方に「昔、出てきた頃のボブ・サップのような恐ろしさがありますよね」と例えた。

今後、自らがプレイヤーとして参戦することについては意欲的。しかし、「僕がやる場合、参加費1,000万円にして賞金1億でやりたいですね。ただ、1,000万を持ち寄る人が、果たして何人いるかでしょうね」と立ち返って、取材陣を笑わせた。

今回は、よしもと所属の芸人で開催されたが、「今後できれば、よしもとにかかわらず、もっと言えば芸人にかかわらず、もっと言えばタレントにかかわらずでも、良いのかもしれないですよね」と構想を披露。「カテゴリーを取っ払ったら、とんでもないやつが出てくるんじゃないかなと、楽しみになったりします」と、意外なプレイヤーによる爆発力に期待を示した。