SMAPの草なぎ剛が、来年1月スタートの関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『嘘の戦争』(毎週火曜21:00~21:54)で主演を務めることが20日、分かった。今年末のSMAP解散後、初のドラマとなる。

『嘘の戦争』タイトルロゴ=関西テレビ提供

このドラマは、昨年1月期に放送された同局系ドラマ『銭の戦争』の脚本・後藤法子、監督・三宅喜重、プロデュース・河西秀幸らスタッフが再結集。『銭の戦争』では、草なぎがヤミ金業者になり、非情な社会に復讐(ふくしゅう)しようする姿を描いたが、今作では、幼い頃に家族を殺された主人公が、天才的な詐欺師となって復讐を果たそうとするストーリーで、草なぎの"復讐シリーズ"第2弾となる。

草なぎ演じる主人公の浩一は、9歳の時に両親が仕組まれた殺人事件の真犯人を見たと証言するも「ウソつき」と呼ばれ、成長してその呼び名の通り詐欺師に。真犯人と再会して復讐劇が繰り広げられる中で、浩一をめぐる複雑な愛憎劇も展開される。

草なぎは「復讐劇でスカッとしたりする部分や、火花散らし戦っているエネルギーを感じ取って、見ている方にもストレス発散になるような、そしてエネルギーが湧いてくるようなドラマにしたい」とコメント。前作『銭の戦争』ではモテ男を演じたが、「今回もやっぱり男としてモテたいですよね」と意欲を示し、「そういう男を演じられるようになりたいし、見ていただく方々をドキドキさせたいですし、大人の魅力を出したいと思います」と抱負を語る。

同じカンテレ制作の『いいひと。』(1997年)で連ドラ初主演を果たした草なぎだが、実生活でウソをつくのは「顔に出ちゃうみたいなんですよね(笑)」と、やはり苦手の様子。「だから、これを機会にうまくなるよ!」と、新境地に意気込みを示している。

関西テレビの河西プロデューサーは「嘘八百、何を企んでいるか予測不能な浩一のキャラクターを、変幻自在に役になりきる草なぎさんがどう演じられるのか、ご期待ください」と予告。11月中旬から、海外でのクランクインを予定しており、「スケールアップした『嘘の戦争』、浩一の"真っ赤な嘘"に、きっと視聴者の皆さまも騙(だま)されるに違いありません!」と自信を語っている。