アニメと観光をテーマにしたイベント「第4回アニ玉祭」が10月9日、埼玉・大宮ソニックシティにて行われ、TVアニメ『浦和の調ちゃん』のステージ「浦和の調ちゃん さいたまツアーズ Vol.3~大宮だけど、もう場所とか気にしないもん!~」が開催された。

左から瀬戸麻沙美、大久保瑠美、久保田未夢、渡部恵子

登壇者は高砂調役の瀬戸麻沙美、沼影彩湖役の大久保瑠美、別所子鹿役の久保田未夢、大谷場南役の渡部恵子の4名。今回は出演声優によるトークショーが行われた第1部の様子をレポートする。

『浦和の調ちゃん』は、さいたま市浦和地区を舞台に、主人公の高砂調ら女子高生8人の日常を描いたオリジナルアニメで、出演声優はすべて埼玉県出身者となっている。浦和の名がつく駅をモチーフにした調、常磐、南、桜、緑、子鹿、彩湖、美園といったキャラたちの学園生活がテレビ埼玉ほかで、2015年4月から6月まで放送されていた。現在、第2期準備中。

イベント最初のコーナー「『浦和の調ちゃん』登場キャラクターの謎に迫る」では、コーナー名通り、作中で明かされなかったキャラクターの設定を発表していった。調は黒髪セミロングで父子家庭、彩湖はアニメイトが好きなチョコ中毒でキャリアママと主夫パパと高層マンションに住んでいる。子鹿の趣味は別所沼でエビ・フナ釣り、南は可愛い女の子になりたいボクっ娘イケメン女子で、矢沢永吉好きな父母はライブハウスを経営しているなどといった、キャラクターの初期設定・裏設定などが公開された。キャスト陣も今回発表された設定について知らなかったようで、終始驚きの声が上がっていた

また、埼玉県知事の上田清司氏が声優として参加したシーン(第11話)も特別に放送された。収録まで終わったものの、知事選挙の関係上でお蔵入りになってしまったという、とっておきの裏映像のおひろめとなった。

そして最後のコーナーは来場者にグッズがプレゼントされる「お楽しみ抽選会」。「『テレ玉』の焼印入りで『浦和の調ちゃん』の包装紙に包まれた十万石まんじゅう(瀬戸麻沙美サイン入り)」、埼玉森永牛乳協会とコラボした「牛乳ポスター(大久保瑠美サイン入り)」、「浦和のTシャツ(久保田未夢のうさぎイラスト&サイン入り)」、「『浦和の調ちゃん』バージョンの観光商品券(渡部恵子サイン入り)」や、「クリアファイルとミニタオル8枚セット」などが配られた。

「『浦和の調ちゃん』さいたまツアーズ」の第1回目は与野、第2回目は大宮で開催しており、次こそは浦和でやりたい、そして未だCD化されていないエンディングテーマ「URAWAがとまらない」をファンの前で披露したいと出演者たちが決意を新たにし、今回の「浦和の調ちゃん さいたまツアーズ Vol.3~大宮だけど、もう場所とか気にしないもん!~」は幕を閉じた。

「アニ玉祭」は、2013年より開催されているアニメイベント。埼玉ゆかりのアニメや漫画を広く県内外に紹介し、アニメの聖地としての地位を確立するとともに、若者や外国人の観光誘客を図っている。また、関連団体同士の交流を進め、市町村のまちおこしや、産業の復興も目的としている。