厚生労働省は7月26日、男女の均等な取り扱いや仕事と家庭の両立などに関する雇用管理の実態把握を目的とした「2015年度雇用均等基本調査」の結果を公表した。全国の企業を対象に、管理職に占める女性の割合などについて、2015年10月1日現在の状況をまとめたもの。
これによると、課長相当職以上の管理職に占める女性割合は11.9%(2013度9.1%)で、前回調査に比べ2.8ポイント上昇。係長相当職以上の女性管理職割合は12.8%(同10.8%)で、前回調査に比べ2.0ポイント上昇した。
これを役職別にみると、部長相当職では5.8%(同4.9%)、課長相当職では8.4%(同6.9%)、係長相当職では14.7%(同13.8%)といずれも前回調査から上昇している。
2014年10月1日~2015年9月30日の間に、新たに役職についた昇進者に占める女性割合は、課長相当職以上では12.4%、係長相当職以上では15.8%だった。これを役職別にみると、部長相当職では8.0%、課長相当職では12.1%、係長相当職では20.6%となっている。