第155回芥川賞・直木賞の候補作が20日、発表された。選考会は7月19日17時から、東京・築地の料亭「新喜楽」で開催され、受賞作は同日のうちに発表される。
芥川賞候補になったのは、作家仲間から"クレイジー沙耶香"と呼ばれる村田沙耶香の『コンビニ人間』のほか、今村夏子『あひる』、高橋弘希『短冊流し』、崔実『ジニのパズル』、山崎ナオコーラ『美しい距離』の計5作品。
直木賞候補になったのは、2009年に『告白』で本屋大賞を受賞した湊かなえの『ポイズンドーター・ホーリーマザー』のほか、伊東潤『天下人の茶』、荻原浩『海の見える理髪店』、門井慶喜『家康、江戸を建てる』、原田マハ『暗幕のゲルニカ』、米澤穂信『真実の10メートル手前』の計6作品となっている。