ウェザーニューズが「第五回桜開花予想」を発表

天気予報サイト「ウェザーニュース」を運営するウェザーニューズはこのほど、「全国つぼみ調査」をもとに「第五回桜開花予想」を発表した。同調査は、全国の花見の名所700カ所および全国の主要都市、「さくらプロジェクト」参加者が報告する9,843本の桜を対象に行われた。

同社によると、4月に入ってからの気温は全国的に平年並み~高めと予想されるため、開花前線はペースを上げて北日本を一気に北上するとのこと。北日本の開花時期は平年並み~早めで、北陸では3月末、東北南部では4月初め、東北北部では4月中旬、北海道では4月末頃に開花が始まる見込みとのこと。

地域別に見ると、北海道では、道南・函館周辺に4月26日ごろ開花前線が上陸。5月20日ごろにかけて開花エリアが広がっていくとのこと。札幌市周辺では5月初めから開花が始まり、5月上旬に見頃を迎える予想となっている。全国で開花が最も遅い根室・釧路方面でも5月中旬には咲き始め、20日前後には満開となる見込み。

東北地方では、平年より早めの開花となる見込み。3月の終わりから4月初めにかけては福島市や仙台市など南部の太平洋側から開花が始まり、4月中旬には北部でも咲き始める。福島市や仙台市では4月8日~10日ごろ、青森市周辺では4月25日ごろに見頃を迎える予想。

北海道の桜開花予想

東北地方の桜開花予想

関東地方は、3月28日までに関東全域で開花シーズンに突入。南部では一気に満開まで進み、4月2週目の中頃までは満開の桜の見ごろが続く見込み。4月最初の週末(2日~3日ごろ)は前線の影響で天気が下り坂となるため、傘を持って歩きながらの花見がおすすめとのこと。関東北部でも、広い範囲で4月2週目の中頃までの花見シーズンが続く。

中部地方では、東海や甲信南部で開花が始まっている。開花スピードは平年より遅めとなったが、3月最終週からは平年より暖かい日が続くため、4月2週目の中頃まで満開の桜が見頃となる予想。北陸や甲信北部では、例年よりやや早めの3月29日~4月5日ごろの開花を迎えるという。新潟市周辺では4月2週目の週末、長野市周辺では4月中旬に見頃を迎える見込みとなっている。

関東地方の桜開花予想

中部地方の桜開花予想

近畿地方でも開花は平年並み~やや早めとなっており、大部分で開花を迎えている。満開の桜の見頃は4月2週目の中頃までになる見込み。中国・四国地方および九州地方でも同様の予想となっている。

近畿地方の桜開花予想

ちなみに、北海道の五稜郭公園では4月30日、青森県の弘前公園では4月23日、東京の上野恩賜公園と愛知県の名古屋城では4月1日、大阪府の大阪城公園では4月2日、広島県の平和記念公園では3月31日に満開を迎える見込み。熊本県の熊本城では、4月2日から桜吹雪となるという。