文部科学省はこのほど、「私立大学等の平成26年度入学者に係る学生納付金等調査結果」を公表した。調査の結果、平成26年度の私立大学(学部)における「授業料」は、86万4,384円だった。

授業料が86万4,384円

平成26年度の私立大学(学部)における授業料は86万4,384円(対前年度比0.5%増)。一方、初年度学生納付金(授業料、入学料、施設設備費の合計)は、131万1,644円(対前年度比0.1%減)で、実験実習料等を含めた初年度に納める総計は、143万4,996円となった。

私立短期大学の納付金は111万3,103円、私立高等専門学校は73万7,565円だった。

「私立大学等の平成26年度入学者に係る学生納付金等調査結果」を公表

文理別にみると、文科系学部の初年度総額は114万6,819円、理科系学部は150万1,233円となった。最も高額な医歯系学部は460万6,887円で、文科系学部の4倍となった。

なお、国立大学の平成26年度初年度授業料は53万5,800円、入学金は28万2,000円で、初年度学生納付金は81万7,800円。公立大学の初年度授業料は53万7,857円、入学金は39万7,721円で、初年度学生納付金は93万5,578円だった。

国公私立を比較すると、私立大学の納付金は国立大学の1.6倍、公立大学の1.4倍となる。最も費用がかかる私大医歯系学部を比較すると、私大医歯系学部は国立大医歯系学部の5.6倍かかったことが分かった。