東京都台東区の国立科学博物館で10月31日~2016年2月21日、ワインをテーマにした展覧会「ワイン展 -ぶどうから生まれた奇跡-」が開催される。

現存する最古の日本産ワイン(高野家所有シャトーメルシャン ワイン資料館所蔵)

壺 アンフォラ(アッティカ黒像式陶器)、ギリシア、前520年頃(平山郁夫シルクロード美術館蔵)

ワインの製造過程や歴史などを展示

同展では、ワインの製造過程や歴史などを多彩な資料と映像で解き明かす。ワイナリーにおける冬の剪定から秋の収穫までのぶどう畑の1年を紹介するほか、ワインが出来上がるまでの過程を体感できる「ワイナリーに行ってみよう」、古代オリエントから地中海を渡り、また、シルクロードを伝って世界中に広がったワインの歴史を古い酒器などの貴重な資料を交えながら辿る「ワインの歴史」など、ワインについての知識を深めることのできる様々な展示が行われる。

ぶどう畑の1年(演出イメージ)

体験コーナーを設けてワインの色と香りの秘密に迫る「ワインをもっと楽しむ」では、エミール・ガレのグラスなど美しい酒器やラベルアート、貴重なボトルも展示する。

会場では田崎真也氏がセレクトした同展限定のオリジナルワインや展覧会グッズ、ワイン専門店「エノテカ」も出店する販売コーナーも展開する。さらに関連イベントとして、11月8日13時30分からワインアンドワインカルチャー代表取締役・田辺由美氏による講演会や、12月4日18時30分からは漫画『神の雫』原作者、亜樹直氏のトークショーも行われる。

開館時間は9時から17時(金曜は20時まで)、入館は各閉館時刻の30分前までとなる。入場料は一般・大学生1,500円(前売り/団体1,300円)、小・中・高校生500円(前売り/団体400円)となる。