東京都公衆浴場業生活衛生同業組合足立支部(足立区浴場組合)は10月10日、音楽ユニット「おふろdeアフロ」による浴室ライブを東京都足立区内の銭湯にて開催する。

浴室ライブの様子

東京都公衆浴場業生活衛生同業組合は、10月10日の「1010」が「せんとう」と読めることから、1996年に同日を「銭湯の日」に制定した。現在では全国の浴場で記念日として浸透しているという。

今回は、約40カ所の銭湯を有する銭湯密集地域である東京都足立区内の銭湯で、"浴室ライブ"を開催する。ライブを行う「おふろdeアフロ」は、全国の温浴施設で演奏活動を行う"浴室ミュージシャン"。入浴しながらライブを鑑賞できるスタイルが特徴で、全国各地の温浴施設で年間50本ほどのライブを行っているという。

浴室ミュージシャンの「おふろdeアフロ」

東京都での同ユニットのライブ開催は初で、1日8カ所での開催は過去最多とのこと。対象となる温浴施設は、「玉の湯」(16時~)、「若松湯」(16時30分~)、「大平湯」(17時~)、「曙湯」(17時30分~)、「タカラ湯」(18時~)、「ニコニコ湯」(18時30分~)、「旭町梅の湯」(19時~)、「大和湯」(19時30分~)。いずれも男湯またはロビーや玄関先が会場となる。

1カ所の演奏時間は10分~15分程度。幅広い世代になじみのある歌謡曲を中心に披露するほか、長渕剛さんの「乾杯」や坂本九さんの「上を向いて歩こう」などは利用者との合唱も行うという。

また、食堂やロビーなどでの演奏では、即興作曲、紙芝居、手品、コント、替え歌なども披露する。特に昔ばなしの紙芝居を歌にする「歌う昔ばなし」は好評とのことで、オリジナルのCD付き絵本も作成したという。