お笑いコンビの南海キャンディーズが、5日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『ナカイの窓』(毎週水曜23:59~24:54)で、かつてコンビ間で不仲な時期があったことを明かした。

南海キャンディーズ(左:"山ちゃん"こと山里亮太 右:"しずちゃん"こと山崎静代)

この日のテーマは「山里を知る人SP」。相方のしずちゃんをはじめ、オードリー・若林正恭、ドランクドラゴン・鈴木拓といった古い付き合いのメンバーが集い、山里に関するさまざまなエピソードトークを披露した。

その中で山里が「仲がすごく悪かった」と切り出すと、しずちゃんも「コンビを組んで一気に忙しくなって、そこから仲が悪かったんですけど」と認め、溝がより深くなった事件を打ち明けた。ある年の正月に友人と海外旅行を計画したしずちゃん。そのことをマネージャーを通じて知った山里は激怒し、その思いを長文にわたってメールにつづったという。

コンビとしてこれからという時に断りもなく旅行に行かれることが腹立たしかったらしく、山里はそのことを伝えた上で「ほかの女芸人さんに才能で勝ってるということだね」といった皮肉のほか、「面白いエピソード1日何十個考えて来い」「お笑いのDVDを持って行け」など具体的な指示もメールで送りつけた。しずちゃんがそれを受け取ったのは日本を出る前で、楽しい旅行気分は一気に吹き飛んでしまう。

MCの中居正広から「どんなつもりで送ったの」と追及された山里は、「頑張ってる量が確実に足りてないと思ったんです」と当時の心境を告白。山里にとってしずちゃんの行動は「もう芸能人気取り?」の印象で、コンビ仲が悪かったために「何もかも憎かった」という自分も今では自覚している。そんな関係が修復したのは「最近のこと」だが、中居に「まだ許してないような気がする」と言われたしずちゃんは「それを拳でぶつけてる」と返し、スタジオの笑いを誘っていた。

2003年6月にコンビを結成し、翌年のお笑いコンテスト「M-1グランプリ」の準優勝で多くの人に知られる存在となった南海キャンディーズ。番組の締めくくりには、久しぶりにコンビで当時のネタを披露。しずちゃんは「緊張しました」と笑顔を見せ、山里は「久しぶりに南海キャンディーズを感じることができました」とうれしそうに語った。