9月5日と12日の2週にわたってNHK総合で放送するドラマ『経世済民の男 小林一三』(21:00~21:58)の試写会&記者会見が3日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の阿部サダヲが出席した。

ドラマ『経世済民の男 小林一三』の試写会&記者会見に出席した阿部サダヲ

近代日本を作り上げた経済人を描く放送90年ドラマ『経世済民の男』シリーズ第2弾となる同ドラマは、阪急電鉄、阪急百貨店、宝塚歌劇団を創設した小林一三の半生を阿部サダヲ主演で描く。阿部のほか、一三の上司・岩下清周役に奥田瑛二、一三の妻・コウ役に瀧本美織が扮する。

主演の阿部は「『経世済民』なんて視聴者の皆さんが入りづらいと思いましたので、お客さんに近い感じで分かりやすく笑いが出るように演じました。実際に試写を見たら分かりやすくてテンポもよく、小林一三のダメなところ、女にだらしないところが思いっきり出せたので、良かったかな(笑)」と笑わせながら「(女にだらしないところは)自分に経験はありませんが、コウさんが旅行に行った時にバッと泣くシーンが印象的でした。悪いことをしてはいけないと思いましたね」とコウ演じる瀧本に役ながらも謝罪の言葉を述べていた。

その瀧本とはバンドの話で盛り上がったそうだが「瀧本さんが芸者として初めて出てきた時は、『舞妓Haaaan!!!』を思い出しましたよ」とかつての主演映画を引き合いに出しつつ、同ドラマで初共演となった奥田瑛二について「形が格好良いんですよね。懐中時計を入れたベストのポケットに触るところがすごく格好良くて男として普通に憧れます。撮影中に話しかけてくれるしためになることばかり。本当にいい人で自然に入れました。共演して良かったです」と満足げだった。