俳優トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(8月7日公開)の迫力満点なカーアクションとそのメイキング映像が31日、公開された。

大破したBMWから出てくるトム・クルーズ

公開されたのは、モロッコ・カサブランカでのシーン。「アクションがリアルなのはCGではなく本物だから」という言葉と共に映像は始まり、トム運転のBMWが敵バイクの追撃を受けながら街道を猛スピードで駆け抜け、途中で敵をかわすためにドリフトで急回転、さらにアクセル全開のままバックで階段から落ちる大迫力のカーアクションが繰り広げられる。追撃中、IMFチームのウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)とルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)の乗る4WDと鉢合わせになるコミカルなシーンも含まれている。

カーアクションは全てトムがノースタントで運転、隣にはベンジー・ダン役のサイモン・ペッグが実際に座り、撮影された。メイキングシーンには、ドリフトターンで突撃してくるトムのBMWをスタッフが慌てて避けている様子など、激しい撮影時の模様を収録。スタント・コーディネーターのウェイド・イーストウッドは映像冒頭で、「トムの運転技術は見事だ」と語り、サイモンも「トムの運転技術は確かだ。全然怖くなんかない」と口をそろえる。そして、セカンドユニット監督のグレッグ・シュメルツは、その運転技術から「横滑り機能はすべてオフにした」と明かす。

トム自身は「常に猛スピードで飛ばしながらのアクションだ。ものすごく楽しかった」とコメント。「僕のことを完全に信頼してくれた。何度か、かなり危険な瞬間があったけど、サイモンの演技にはいつも笑わされていた」と助手席で撮影に望んだサイモンと息の合った様子で、サイモンも「カサブランカの狭い道を、いろいろな物をぶっ飛ばしながら、何度もクレイジーなターンをしたんだ。最高だったよ」と振り返る。さらにクリストファー・マッカリー監督は「トムは自分が映らなくても全て運転していた。トムのドライブテクニックは、スタントマン以上の技術」と太鼓判を押している。

映像に合わせて新写真も公開。大破したBMWから出てくるトムが映された1枚と、同じく大きく破損した車中で驚きの表情を隠せずにいるサイモンらが映された1枚で、いずれもカーアクションの迫力が伝わるものになっている。


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