「これほどまでに好きな人と嫌いな人が分かれる映画もないだろうなと思います」――。山田杏奈が、主演映画『NEW GROUP』への思いを語った。真剣に取り組んだシーンが観客には笑いとして届き、「面白かった」という反響を喜んでいるという。
山田杏奈が映画『NEW GROUP』の撮影を回顧
映画『NEW GROUP』公開記念舞台挨拶が13日に都内で行われ、山田杏奈、青木柚、ピエール瀧、下津優太監督が登壇した。
組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルにそしてシリアスに炙り出した本作。
家族に問題を抱える、引っ込み思案な普通の高校生の主人公・愛を演じた山田は「撮影中も結構時間がタイトだったり、やらなければいけない要素がたくさんあったりして、振り返ってみるとかなり過酷な撮影期間だったという印象が強いです」と振り返り、「撮影中に真剣に取り組んでいたシーンが、誰かにとってはすごく笑えるポイントだったりするようで、昨日公開されて『面白かった』という声をいただき、とても嬉しかったです」と笑顔を見せた。
また、「集団行動」に対して違和感を覚えた瞬間を聞かれた山田は、「中学校の時、スカートの長さを短くしちゃいけないという校則があったんです。ずっと『この数センチで何が変わるんだ』と思っていました。今振り返るとそれなりの理由があるんだと思うんですけど、当時はすごく短くしたくてモヤモヤしていました」と回答。続いて、青木は「僕は出席番号です」と答え、「僕はほぼ出席番号が一番で。何をするのも最初は出席番号順だったので、それが違和感でした」と思いを述べていた。
最後に山田は「肯定的な意味で、これほどまでに好きな人と嫌いな人が分かれる映画もないだろうなと思います。でも、それがこの映画の本当の良さだと思います」と胸を張ると、青木も「友達や知人と話したら何かしら盛り上がる作品だと思います。そういう輪を広げていただけたら嬉しい」とアピールしていた。
(C)2026映画「NEW GROUP」製作委員会
【編集部MEMO】
映画『NEW GROUP』ストーリー
これは愛(I)と優(YOU)の物語。私とあなたの物語でもある。愛は引っ込み思案な普通の女子高生。家族に問題を抱えている。ある日、転校生の優がやってきた。海外帰りの優は日本の学校の集団行動に馴染めない。愛は優のことが気になるが、自分をなかなか出せない愛に優は苛立ちを感じていた。そんなある日、校庭で一人の生徒が四つん這いになり、動かなくなった。教師や友人が止めようとしても動かない。そして、時間を追うごとにその生徒の横に同じように四つん這いになる生徒が並び始めた。不思議なことに学校も人間ピラミッドを“良いもの”として参加を勧めている。そして、積み重なった生徒たちはみな一様に穏やかな表情を浮かべている。生徒たちはどんどん集まり、集まってくる生徒たちはものも言わず従っていく。愛もなぜか、朦朧となり、ピラミッドに加わりそうになる。これは、その後地域全体を巻き込む、集団怪現象の始まりに過ぎなかったーー。
