えちごトキめき鉄道は24日、新型リゾート列車の愛称名を「えちごトキめきリゾート雪月花(せつげっか)」に決定したと発表した。2016年春の導入が予定されている。

えちごトキめき鉄道の新型リゾート列車「えちごトキめきリゾート雪月花」外装イメージ(画像はすべてえちごトキめき鉄道提供)

同社は今年3月、北陸新幹線長野~金沢間開業にともないJR東日本・JR西日本から経営分離された並行在来線区間のうち、新潟県内の区間を引き継ぎ開業した第3セクター鉄道。妙高はねうまライン(妙高高原~直江津間)・日本海ひすいライン(市振~直江津間)の2路線を持つ。開業前に新たなリゾート列車(観光列車)の導入が発表されており、同社の全線で運行予定とされ、今年1~2月に愛称名募集が行われていた。

新型リゾート列車はディーゼル車2両編成(新造車両)で、座席定員は45名(1両目22名・2両目23名)。外装は銀朱色をベースに、新潟の四季をモチーフとしたデザインとなり、内装は和モダンを基調に展望スペースも配置する。「国内最大級のパノラマウィンドウと、ハイデッカー仕様の展望サロン」が特徴で、日本海や妙高山など新潟の自然を見渡せる車両に。新潟の旬の食材を使った料理も提供するという。

愛称名については、応募総数2,291件(新潟県内526件・県外1,622件、無効票143件)の中からリゾート列車愛称名検討委員会による審査を経て、「えちごトキめきリゾート雪月花」に決定。「夜桜の春、山と海を体感できる夏、紅葉と収穫の秋、雪景色の冬など四季明瞭な沿線の折々の景色を愛で地元の旬の食材が堪能できる極上リゾート車両をイメージした名称」と同社は説明している。

なお、運行行程や車内でのサービス内容などは現在検討中で、詳細が固まり次第、改めて発表するとのことだ。