女優の井上真央が11日、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜20:00~20:45)の取材会に登場し、共演する田中麗奈と松坂慶子から「かわいい!」と連発されて、顔を赤くさせた。

左から 田中麗奈、井上真央、松坂慶子

井上演じる美和が勤める毛利家の「大奥」の女帝・都美姫を演じる松坂は「(井上)真央ちゃんがとてもかわいらしくて、つい(セリフを)優しく言ってしまうので、その度に演出の方から『もっと厳しく』とダメ出しを受けてしまう」と反省。

その都美姫の養子である銀姫を演じる田中も、井上を見て、独り言のように「かわいい」とつぶやいてしまうほれようで、「お芝居をしてても、(井上の)一生懸命な姿がいとおしくなって、時々集中が違うところにいっちゃうこともあるくらい」と、ぞっこんの様子だ。

両脇の2人からのべた褒めに、思わず苦笑いの井上。カメラが回っていないときは、出演者同士でマッサージをし合うなど、和やかな雰囲気であることが伺える。

ところが本番が始まると一転、そこは「大奥」という女の世界。これまで男性たちに囲まれるシーンが多かった井上は「声には出さないが、静かな怖さがある。笑いながら厳しいことを言われたりして、演じながらもゾクッとしてしまうようなシーンも多々あります」と、その独特の世界観が映し出されることを予告した。

大河ドラマ『花燃ゆ』は、7月5日の放送で、夫・久坂を亡くした井上演じる主人公・文が、美和に改名。翌週12日の放送から、毛利家の奥御殿(=大奥)に見習い女中として勤め、世継ぎの養育係にまでのし上がり、女たちの戦場で孤軍奮闘していく姿を描く"奥御殿編"がスタートする。

ベテランの松坂慶子が「大河史上最高じゃないかと思うくらい」と絶賛する、舞台となる萩城のセットや美術にも注目だ。