東京都は18日、ライフサイエンス産業分野のベンチャー企業に対する支援事業を開始すると発表した。

都内には、世界的に市場規模の拡大が見込まれているバイオ、ヘルスケア、医療、介護といったライフサイエンス産業分野の企業や大学、公的研究所などが集まっており、産業成長の牽引役として期待されている。同分野においては、ベンチャー企業が活躍の場を広げており、都はこれらの企業の成長を後押しするため、スタートアップ支援と商談会支援を実施する。

スタートアップ支援では、最長3カ年度インキュベーション施設やオフィス賃料の2分の1を助成(1年度当たり上限額200万円)。対象は、創業後5年以内の中小企業、新たな事業所の開設を具体的に計画している創業後5年以内の中小企業、創業を具体的に計画している人となる。

助成期間は2015年9月1日~2016年3月31日。なお、最長2018年3月31日まで利用できるが、年度ごとの審査の上で交付が決定される。募集期間は2015年6月1日~23日(郵送の場合は6月19日必着、持参の場合は22・23日に受付)。

商談会支援では、2015年10月14日~16日に開催される展示会「BioJapan2015」(パシフィコ横浜)の東京都ブースへの出展、および同展示会に係る商談コンサルティングを実施。出展・コンサルティングに関する基本的な費用は都が負担する。募集期間は5月19日~6月8日。