19日のソロライブでお笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱が芸能活動を再開することを受け、相方の加藤浩次が5日、自身が司会を務める日本テレビ系情報番組『スッキリ!!』(毎週月~金8:00~10:25)で心境を語った。

"極楽とんぼ"への思いを語った加藤浩次

加藤は冒頭で「最初から私事の、山本の話題で申し訳ございません」と謝ると、「僕は8年半の間、山本くんと話してきてるんですけど」と山本の謹慎期間中を振り返った。山本は2006年に淫行騒動で所属事務所を解雇され、事実上の引退。飲食店勤務などを経て、昨年は寺で修行していたことが芸人仲間などから伝えられていた。

「やっぱり『戻りたい』という気持ちがここで出てきて」と山本の心境の変化を代弁する加藤。「自分がどこまでできるのか。まず一人の力で事務所とか僕とかの力を借りず、自分一人の力でライブをやりながらどこまでできるのかをやってみたいという話を2人でして」と経緯を説明し、「本人の意向を僕は尊重しました」と報告した。

しかし、加藤は「ここからだと思うんですよ」と気を引き締め、「一から自分でネタを作っていって、劇場も自分で借りて、ビラも自分で配って告知して。ここからアイツがどこまでできるのか」とコメント。「その先には僕自身もやっぱり"極楽とんぼ"としていつか2人でやりたいと思っている」「この延長線上に"極楽とんぼ"復帰……"極楽とんぼ"がもう1回ライブをやったり、2人で活動できるようになるように、僕も心から考えている」と"極楽とんぼ"への熱い思いを語った。

また、「ああいう形で山本がこの世界から1度去ってしまったということもあるので、許していただけないかたもいらっしゃるかもしれませんけど」と復帰に否定的な世間の声を察し、「僕は"極楽とんぼ"が終わってしまったということにすごく納得できない部分があるんです。どういう形になったとしても極楽とんぼをもう1回やってどうなのかというの決着を僕はつけたいと思っているので、いつかは2人でやりたいと思っています」とコンビ復活への意欲を示した。

山本は19日に東京・下北沢駅前劇場でお笑いソロライブを開催することを発表。開設された公式サイトでは、本人の直筆とみられる概要がアップされ、「出演者」には「極楽とんぼ山本圭壱」の旧芸名。料金は「終演後、私、山本圭壱がざるを持ってロビーに立ちますのでお客様のご厚意を投げ銭として反映させて頂けますと望外です」としている。4日には、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、自身のTwitterで山本がビラ配りをしている最中の写真をアップしていた。