待望の日本産『ゴジラ』は、東宝制作で2016年公開予定

怪獣特撮映画の金字塔『ゴジラ』シリーズの完全新作が、東宝制作で2016年に公開されることが明らかになった。

2014年に63の国と地域で公開され、全世界興行収入は570億円以上、日本国内興行収入32億円を記録し、世界中を席巻したハリウッド版『GODZILLA』。10年ぶりの復活となったゴジラはその存在感を世界中に知らしめ、この大ヒットを受けて東宝制作による日本版『ゴジラ』の復活が决定したという。

東宝は、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』以来、休眠していたゴジラを完全復活させ、映画に限らず広範囲のゴジラ戦略を討議・意思決定する機関として「ゴジラ戦略会議(GODZILLA CONFERENCE)」(通称:Godzi-con ゴジコン)を、2014年10月1日に発足。このゴジコンが、キャラクターとしてのゴジラの中心、主導的立場に位置することとなり、ゴジラをさらに世界中から愛されるキャラクターにするべく、プロジェクトを進めていくという。

さらに2015年4月には、新宿に実物大の「ゴジラヘッド」が出現。1992年の『ゴジラVSモスラ』に登場するゴジラをモチーフとして、夜間はライトアップされ、ある時刻になるとゴジラの目と口、背びれが発光し、鳴き声を発する予定。東宝が制作するゴジラ像としては、日比谷シャンテねむの広場、成城・東宝スタジオ前に設置されているものに続き3体目で、過去最大のゴジラ像になるという。外国人観光客数も最も多く、世界中の人々が集まる新宿に日本を代表するランドマークとして登場する。設置場所は、新宿東宝ビル8階 屋外テラス内で、1954年公開の『ゴジラ』の身長と同じ50メートルの高さに建設される。

「ゴジラヘッド」イメージ

また、2014年5月にギネスワールドレコーズ社は、『ゴジラ』を"Longest continuously running movie franchise"(もっとも長く継続しているフランチャイズ映画)というカテゴリーにて、ギネス世界記録に認定。同社は、選定の理由として「ゴジラは、東宝スタジオによって、1954年11月に公開されたオリジナル作品『ゴジラ』から、本年公開された『GODZILLA ゴジラ』まで、60年にわたり現在にいたるまで継続して活用されている、同一の会社による最も長いフランチャイズ映画(長編)である」とコメントしている。

■「ゴジラ戦略会議(ゴジコン)」
現在の会議構成
ゼネラルマネージャー:千田諭(代表取締役副社長)
プロジェクトマネージャー:市川南(取締役)
プロジェクトマネージャー:大田圭二(取締役)
プロジェクトリーダー:上田太地(映像本部映画調整部次長)
プロジェクトメンバー:吉田充孝 (映像本部映画営業部シアターマーケティング室長)、是枝宗男(映像本部宣伝部映画宣伝企画室プロデューサー)、臼井央(映像本部映画調整部映画調整室長)、川村元気 (映像本部映画企画室映画企画室長)、有田武将 (映像本部国際部国際営業室勤務)、岡村和佳菜(映像本部映像事業部映像企画室アニメ事業グループ制作チーム勤務)、齋嘉孝(人事部人事管理室勤務)、広瀬真(映像本部映像事業部映像戦略室ライセンス事業グループリーダー)

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