特撮好きで知られる声優の鈴村健一と神谷浩史による、文化放送で放送中のラジオ番組『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』の公開録音「ラジレンまつり2014」が8月5日、東京・中野サンプラザにて行われた。

前列左から鷲見友美ジェナ、安田奈央、鈴村健一、串田アキラ、神谷浩史、名倉かおり、遠藤三貴、後列左から井坂仁美、シャイダー、ギャバン、シャリバン、秋田知里、吉住絵里加

公開録音の第一部では、ゲストとして「スーパー戦隊」シリーズのスーツアクターとして活躍してきた福沢博文氏が登場。「スーパー戦隊」シリーズではレッドのスーツアクターを担当し、現在はアクション監督を務めている福沢氏に、変身ポーズと名乗りポーズを考案してもらうことになった鈴村、神谷とアシスタントの「仮面ライダーGIRLS」。それぞれ試行錯誤しながら、最後は見事に3人でポーズを決め「これ決まったんじゃない! 後ろが爆発したんじゃない!」と喜ぶ鈴村に、福沢氏が「室内では爆発しませんよ」と冷静にツッコミを入れ、会場は爆笑に包まれていた。

福沢氏は、これまでで一番大変だったレッドとして、殺陣が野性的、四つん這いでの動きが多かった『百獣戦隊ガオレンジャー』を挙げていたが、同時に初めて演じたレッドということで思い出深い作品でもあるという。また『侍戦隊シンケンジャー』ではスーツを着て馬に乗るシーンがあったため、乗馬の基本を2日間でマスターしたという福沢氏に、「2日間でできるようになるものですか?」と神谷は驚きを隠し切れない様子だった。そのほか公録の間には「これは会場のみんなと見たい! 一話」も行われ、「キカイダー01」第33話「非情 子連れゴリラの涙・涙」が、鈴村・神谷の生オーディオコメンタリー付きで上映。「おっさん声の母親ゴリラ」「アンパンをかけておこなわれる謎のプロレス」などツッコミどころ満載の内容と、2人の的確なコメントに大盛況のコーナーとなった。

第二部では『超獣戦隊ライブマン』の大教授ビアス役や、『仮面ライダー鎧武/ガイム』のロシュオ役など、特撮作品とは縁深い声優の中田譲治氏が登場。早速アシスタントの「仮面ライダーGIRLS」に手を引かれながら現れた中田氏は、会場のお客さんやアシスタントの女性陣に「どこからきたの?」「中野のいい店知ってるよ?」とデートに誘うなど絶好調な様子。神谷からは「あなた普段そんな人じゃないでしょ!」とツッコまれていた。ロシュオの演技では、口にテッシュを入れて含みを持たせて悪役っぽさを出しているというエピソードが中田氏から披露されると、珍しい役作りの仕方に同業者の2人もかなり驚いていた。

その後の「仮面ラジレンジャー特ソンライブ2014」では、『宇宙刑事ギャバン』の主題歌でおなじみの串田アキラ氏、アシスタントを務めた「仮面ライダーGIRLS」がライブを披露。番組の初ゲストだった串田氏の登場に、鈴村、神谷ともに「鳥肌が止まらない!」「同じステージに立てる日がくるなんて思わなかった!」と感無量の様子。ライブでは楽曲に合わせてステージにトッキュウジャーやギャバン、シャリバン、シャイダーなどが登場。さらに、串田氏の新曲も飛び出し会場を大いに盛り上げ、ラストは会場全員で『太陽戦隊サンバルカン』の主題歌を大合唱していた。

(C)2014 東映ビデオ・テレビ朝日・日本コロムビア・東映AG・東映
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