中国・台湾人向け不動産販売支援サービスを提供する世界は24日、「第2回 台湾投資家の日本不動産投資に対する意識調査」の結果を発表した。

同調査は、2014年7月1日~15日の期間にインターネット上で行われ、20歳~50歳代の25人から有効回答を得た。

日本不動産に興味がある理由を尋ねたところ、「日本は円安で今から投資のチャンスだから」が52%で最も多く、次いで「日本の不動産は安定しているし儲かるから」が28%となった。

購入したい不動産のエリアを聞くと、第1回目では「東京」と答えた割合は全体の69%だったが、第2回目では92%と23ポイントアップした。このほか「大阪」が8%となった。

日本の不動産を購入する場合、どの地域で購入したいですか?

不動産投資を行う場合、どの物件に興味があるかと問うと、「区分マンション」が前回比14ポイント増の80%、「アパート1棟」が16%、「商売ビル」が4%となった。

購入したい不動産の価格については、「901万円~1,500万円」が36%で最多。以下、「301万円~900万円」が24%、「1,501万円~3,000万円」が20%、「3,001万円以上」が16%と続いた。このうち、高額の「3,001万円以上」と答えた割合は前回の7%と比べて9ポイントアップし、2倍以上となった。

投資方法について尋ねると、自己資金を使って投資をする人は64%と、前回より26ポイント上昇した。これは、台湾の銀行(東京支社)での融資物件の金額が4,000万円以上に引き上げられたことを受け、ローンが組めなくなったためと推測している。