WOWOWで今秋に放送される宮沢りえ主演、犬童一心監督のドラマ『グーグーだって猫である』の放送日とオールキャストが10日、発表された。

『グーグーだって猫である』

同ドラマは、少女漫画界の巨匠・大島弓子の自伝的コミックエッセイを原作に、吉祥寺に住む漫画家・麻子(宮沢)が一匹の猫・グーグーと出会い一緒に暮らす日々を描いたもので、原作の世界観を踏襲しながらも連続ドラマとして再構築されたオリジナルストーリーとなっている。ヒロイン・麻子を支える編集者・大森に長塚圭史、麻子のアシスタント・ミナミに黒木華、そして麻子にグーグーを引き合わせるホームレスを田中泯がそれぞれ演じ、そのほかのキャストとして岩松了、ロッチ・中岡創一、市川実和子、菊地凜子も出演する。

主演の宮沢は共演者について「(長塚)圭史さんも、(黒木)華ちゃんもそうですが、本当にちらっとご出演いただいている方も含めてみなさんすごく個性にあふれて、表現力に長けている方たちばかりなので、毎日撮影現場に行くのが楽しみでした」と期待を寄せている。

その宮沢については「大島弓子さんが持つ特別な感性が(宮沢)りえさんにピッタリあっているんじゃないかと思います。ヒュッと危うく崩れるところとピリッと漫画家として背筋を伸ばすところのメリハリがとても利いていますね」(長塚)、「今回ご一緒したシーンでも麻子さんという人物がすごく生き生きとそこに存在していて、それは宮沢さんの人間の力なんだなと感じました」(黒木)、「(宮沢さんは)セリフがないときに使っているエネルギーというか、内部の技術がすさまじいですね。彼女がそこにいることのヴァイブレーションがこっちに伝わって来るんです」(田中)と、共演者たちも絶賛。キャスト同士の揺るぎない信頼感・連帯感が映像からどう伝わってくるのか注目したい。

放送日は10月に決定。今秋からWOWOWで新しく創設される土曜夜10時のドラマ枠の記念すべきオープニング作品として放送される。