俳優の織田裕二が、今秋放送されるWOWOWの連続ドラマ『株価暴落』に主演することが22日、明らかになった。

織田裕二

同ドラマは、メガバンクを舞台に、爆破テロのターゲットとして狙われた経営再建中の巨大スーパーマーケットをめぐり、銀行員たちのさまざまな思惑がぶつかり合う金融エンターテイメント。原作者の池井戸潤とWOWOWのコラボレーションは『空飛ぶタイヤ』、『下町ロケット』に続き3作目となる。

WOWOWドラマ初出演となる織田は「今回初めてWOWOWに出演できるのをすごく楽しみにしています。銀行員役も初めてなので、とても新鮮な気持ちです」と喜び、「僕が演じる板東は、ものすごく筋をきっちり通そうとしていて、責任感がすごく強い男。だから僕が銀行の顧客だったら、こういう銀行員は信頼がおけると思います。この作品には、それぞれ違う立場でさまざまな想いや大変さを抱えた人たちが出てきて、それぞれ生き様も違う。自分なら最終的にどういう生き方を選択するかを投げかけられている気がしました。これまで高いクオリティーのものを作ってきた枠だと思うで、それに負けない、それ以上のドラマを作りたいと思っています」とドラマW初出演に意欲を燃やす。

また、原作者の池井戸氏も「『株価暴落』を書いていたのは、暗中模索で小説の書き方を探っていた頃でした。『空飛ぶタイヤ』や『下町ロケット』など、その後書くことになる群像劇の原石とでもいうべき作品を、ドラマ化という形で再び世の中に問えることは作者として嬉しい限りです」と期待を寄せている。出演はほかに高嶋政伸、瀬戸康史、川島海荷、平山浩行、竜雷太、鶴田真由、板尾創路、石黒賢、石橋凌。