HKT48の指原莉乃が7日、東京・調布の味の素スタジアムで開催された第6回AKB48選抜総選挙で14万1,954票を獲得し、1位のAKB48・渡辺麻友の15万9,854票に惜しくも届かず、初の二連覇達成はならなかった。と同時に、総選挙史に新たな1ページが加えられた。

惜しくも1位に届かなかった指原莉乃

アイドル界で敵なしと言えるほどメディアに露出し、勢いに乗る指原。その圧倒的なエネルギーと助走をもってしても、「二連覇の壁」を越えることはできなかった。第4回までは前田敦子と大島優子がしのぎを削ったことで、互いに連覇を阻止。今回、昨年の女王の座を明け渡したことで、今度は指原が前田や大島と同じように、引きずり下ろされた相手である・渡辺麻友の連覇阻止へと挑む。2014年6月7日、AKB48総選挙史上の第2章とも言える真のライバル関係が誕生した。

指原は3位発表時から、祈り続けていた。2位の所属チーム名で「AKB48」と読み上げられることを。しかし、司会の徳光和夫が「エイチ――」と発声した瞬間、会場のどよめきの中で、祈りの構えをゆっくりと解き、唇をキュッと結んでその場を立ち上がった。マイクの前でトロフィーを受け取ると、ようやくいつもの笑顔を見せ、「投票してくださった皆さん、本当にありがとうございます」と感謝。大島はその模様を別室で見守りながら、当時の自分に重ね合わせたのか、すでに涙を流していた。

「えー…正直、すごくすごくすごく悔しいです」に加え、「すごく悔しいです」と4度の"すごく"で悔しさを表現。続いて、とある書店で「こんなのが1位なんてAKBってすごく簡単」という声が聞こえてきた時のことを思い返し、「AKBはそんなに簡単な場所じゃないです。たくさんの人が悩んで悩んでやっとここまで来ています」と涙ながらに訴えた。そして、「まだ誰が1位になるのか分かりませんが」と前置きした上で、「私はそのメンバーを全力で支えたいと思います」と渡辺麻友に向けてメッセージを送った。

スピーチ後、司会の徳光から「正直、悔しいね?」と声を掛けられると、「悔しいですよ、1位のことしか考えてなかったので」。目にいっぱいの涙を浮かべながら「でも、挫折があった方がストーリーとしていいと思うので」と弾けるような笑顔で精いっぱいの冗談を言ってみせ、「私、来年も絶対に総選挙出るので絶対に1位になります!」と打倒・渡辺に向けて闘志を燃やしていた。

(C)AKS