俳優・坂上忍が月曜司会を務めるフジテレビ系バラエティ番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:00)が21日に生放送され、コーナー「坂上忍の相談バイキング」でゲスト不在だったため、スタジオが一時騒然となった。

まさかのゲスト不在に困惑した坂上忍

坂上に聞いてほしいことや悩みを持つゲストがスタジオに登場し、その相談に坂上が本音で答えるという同コーナー。これまで、船橋市の非公認キャラクター・ふなっしーや俳優の仁科克基が出演した。坂上は、「休みがない」というふなっしーには「辞めちまえ」、自身の浮気問題で潔白を主張した仁科に対しては「どうでもいい」と一蹴しながらその後の2人の関係を暴露するなど、過激な解決法が話題となっていた。

この日、コーナーの冒頭から、「誰が来るかも聞いてない」と心配していた坂上。「だからどうやって呼び込んだらいいか分からないんだけど」と困惑しながら、「本日のゲストでございます。この方です!」と招き入れた。ところが、扉が開いたその場所には人の気配はない。スタジオが騒然とする中、坂上も「ちょっと、待って」と焦りながら、扉の奥まで探しに行くも、「え、本当にゲストいないの!?」と取り乱した。

ハマカーン・浜谷健司の「ほら! 先週、仁科さんをあんなにいじめるから!」、野々村真の「ふなっしーもあんなにかわいそうになってたし」など、レギュラー陣は坂上の過激な発言がゲスト不在の事態を招いたのではと分析。伊藤利尋アナは「そうみたいなんですよね。やっぱり相談するのが怖いのか…」と認め、ぎりぎりまで出演交渉はしていたものの、実現には至らなかったという。

これを聞いた坂上は呆然。悲しげな表情を浮かべながら、「なんだよ…なんだよ、ヘタレだな…」と力なく毒を吐いた。坂上は、「これじゃあ、話にならないから誰か座ってくれよ」と指示し、急きょ、ハマカーン・神田伸一郎が相談役に。神田が、「(レギュラー出演して)3週目になるんですけど、まだまだずっと緊張するんですよ。どうしましょう」と悩みを打ち明けると、坂上はしばらくの間を置いてから、「それはさぁ、手っ取り早いのは。"降りる"じゃない?」と降板することを勧め、スタジオを沸かせた。

CM明けに、坂上はカンペを見ながら、「テレビをご覧の皆さん、私に相談のある方は、番組ホームページからご連絡ください。芸能人以外でも構いません」と告知。「誰でも何でも答えます! よろしくお願いします!」と元気いっぱいに呼びかけた。