お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、20日に放送されたフジテレビ系トークバラエティ番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、『笑っていいとも!』と『バイキング』について持論を展開した。

視聴率に関して、持論を展開した松本人志

話題の芸能ニュースや社会問題をテーマに、松本やゲストのコメンテーターたちがトークを繰り広げる同番組。この日は、オダギリジョーがテレビ東京系ドラマ『リバースエッジ 大川端探偵社』(毎週金曜24:12~24:52)の完成披露会見で「民放のドラマですごい低視聴率を取って、もうゴールデン嫌だなと」と語った話題が取り上げられ、松本は「昔は高視聴率がニュースになっていたんですが、低視聴率がニュースになるようになった」と分析した。

そして、「意地が悪いなぁというかあんまりよくないなぁと思うんですよ。もちろん高視聴率にこしたことはないんですが、みんながみんな高視聴率だけを狙って番組を作っているわけじゃない」と訴え、「みんな、それぞれ思いがあってやってるのに、視聴率が悪いだけでどうこう言われるのは、本当にまた悪い方向にテレビが向かっているのでは」と数字に縛られることによって番組制作に影響が出ることを危惧。「視聴率は一般の人が知らなくていいことやと思うんですけど」と語った。

さらに、「この局の『バイキング』も毎日視聴率のことが言われているでしょ」と、今月1日から『笑っていいとも!』の後番組としてスタートし、視聴率の低迷が続いている『バイキング』(毎週月~金11:55~13:00)の話題に。松本は、「『笑っていいとも!』かて悪い時あったんですよ。現に、悪い時もあって、結局終わることにもなったわけじゃないですか。その時は『いいとも』を叩いてたくせに、終わったら終わったで過去のものは叩かないんですね」と指摘し、「今を叩くために、過去の『いいとも』をめちゃくちゃよかったと持ち上げだす。この気持ち悪さは、本当に嫌なんですよね」と嘆いた。

また、この日は『バイキング』で月曜レギュラーを務めているホラン千秋がゲスト出演し、「やっぱりその前の番組が偉大だった」とし、「偉大な番組をそう簡単に2週間、3週間で新しい番組が超えられるかと言ったら、それはできないですし、それを超えていける番組になるようにみんなが頑張るという"闘志"に変わるようになるのが大事」と主張。これに松本も「超えていくんやけど、別にそれは視聴率じゃなくて内容というか」と一定の理解を示した上で、「独自のものを見つけてほしいのよ」と期待を寄せていた。