実写映画『進撃の巨人』の主演に決定した三浦春馬

樋口真嗣監督を迎えて、昨年12月にプロジェクトの再始動が発表され、2015年の公開が予定されている実写映画『進撃の巨人』の主演が、俳優の三浦春馬に決定した。

映画『永遠の0』の好演や、ドラマ『僕がいた時間』にて筋委縮性側索硬化症(ALS)の難病になってしまう青年を演じたことでも記憶に新しい三浦だが、本作の役柄はまだ明かされていない。

物語は、原作者・諫山創氏の監修のもと、原作の物語やキャラクターをベースに、映画オリジナルの要素を盛り込んで制作。巨人のいる世界とその世界に抗う若者たちの姿を、立体機動のアクションも細かく描いた、壮大なスペクタクル映画になるという。すでに発表されているとおり、脚本は連続ドラマ『ブラッディ・マンデイ』や映画『GANTZ』(2011年)2部作などで脚本を執筆した渡辺雄介氏と、原作の諫山氏とも親交があるという映画評論家・町山智浩氏を起用。さらに諫山氏とは、脚本や登場するキャラクターたちのアイデアなど打ち合わせを重ねており、特撮、VFXのみならず日本映画における最高峰のスタッフのもと現在プリプロダクションが進められている

合わせてメインスタッフも発表され、特撮監督には『のぼうの城』(2012年)や『巨神兵東京に現る』(2012年)の監督補を務めた尾上克郎氏、撮影には『のぼうの城』で日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞した江原祥二氏、照明には『北のカナリア』(2012年)で日本アカデミー賞最優秀照明賞を受賞した杉本崇氏、美術には『海猿』シリーズなどを手がけた清水剛氏など、日本映画界屈指のスタッフが集結。

さらに、衣装には扮装統括として『龍馬伝』(2010年)、『寄生獣』(2014年公開予定)などを手がけた柘植伊佐夫氏、衣装デザインに三田真一氏、特殊造形プロデューサーに日本の特殊造形・メイクの第一人者・西村喜廣氏、キャラクターデザインに『巨神兵東京に現る』の竹谷隆之氏、『新世紀エヴァンゲリオン』の貞本義行氏、『寄生獣』の田島光二氏などアニメ界、特撮界のトップたちが集い、実写版『進撃の巨人』を描いていく。撮影場所は、巨人に襲われ荒廃した世界観の設定を活かすため、廃墟の聖地ともいわれる長崎県・端島(通称:軍艦島)が予定されているという。