公開初日を迎えたアニメーション映画『映画プリキュアオールスターズNewStage3 永遠の友達』の初日舞台あいさつが15日、東京・新宿バルト9で行われた。

前列左より、生天目仁美、中島愛、潘めぐみ、福圓美里。中段左より、ゆかな、三瓶由布子、水沢史絵、沖佳苗、樹元オリエ。後列左より、キュアホワイト、キュアドリーム、キュアマリン、キュアハート、キュアラブリー、キュアプリンセス、キュアハッピー、キュアピーチ、キュアブルーム

本作は、歴代のプリキュアが総出演する春公開の『プリキュアオールスターズ』第3作であり、シリーズ最終章。初代の『ふたりはプリキュア』から前作『ドキドキ!プリキュア』までの歴代プリキュア33人に、最新作『ハピネスチャージプリキュア』のキュアラブリー、キュアプリンセス、キュアハニーの3人が加わった、総勢36人のプリキュアが大活躍する。ラストステージの物語では、夢の世界が舞台で、最終章ならではのサプライズも盛り込み、友情だけでなく親子愛も描かれていく。

舞台あいさつには、中島愛(キュアラブリー役)、潘めぐみ(キュアプリンセス役)、生天目仁美(キュアハート役)、福圓美里(キュアハッピー役)、水沢史絵(キュアマリン役)、沖佳苗(キュアピーチ役)、三瓶由布子(キュアドリーム役)、樹元オリエ(キュアブルーム役)、ゆかな(キュアホワイト役)と、歴代のプリキュア声優9名が登壇。中島は「ものすごく感動しました。スタジオに歴代のプリキュアの先輩たちが集まる姿こそが伝説で、一生の思い出になりました」と語り、続く潘も「NewStageシリーズとしては最後になりますが、『ハピネスチャージ』にとっては始まりの時でもあるので、出発を先輩たちに支えていただいてスクリーンデビューできたことを幸せに思います」と感無量の様子だった。

収録現場では、歴代プリキュアたちが初代プリキュアのキュアブラック派、キュアホワイト派に分かれていたらしく、当事者のゆかなは「私たちの知らない間に、うちはホワイトとか別れていました」と、派閥争いには気がつかなかった様子。また、水沢が「私は、ホワイト先輩はなんで~」と話すと、すかさず周りから「マリンは、絶対中身はブラックはだよ」と総ツッコミが入っていた。

10年以上にわたって愛される作品へと成長した『プリキュア』シリーズだが、ゆかなは「『ふたりはプリキュア』の時に、ほのかのおばあさん役の野沢雅子さんが『10年続けましょう』とおっしゃられて、それがまさか本当になるなんて思いませんでした」と10年前のエピソードを紹介。『プリキュア』。そして、生天目は「去年、ここに立たせてもらった時は、まだ名乗りもままならなかったのですが、1年やってきて、ちゃんとハートとの絆も生まれて、年月を重ねれば、重ねるほど、絆が太くなっていくんだなと感じることができました」とこの1年間を噛みしめるように振り返った。

そして、キュアドリーム役の三瓶からは「プリキュアには、大切なメッセージがたくさん詰まっています。一年間演じると、自分の中に大切な言葉が溜まっていき、新しいプリキュアたちが伝えてくれると思います。先輩として言うと恥ずかしいのですが、楽しんでもらえたらと思います」と中島と潘にエール。オールスターズ作品では恒例となった、各プリキュアが名乗りを上げるコーナーでは、中島のキュアラブリーにキュアプリンセスが反応してしまうという、いかにもキュアプリンセスらしいアクシデントも発生していた。

最後は、中島が9人を代表して「家族の愛と夢を追うことの大切さが詰まった作品になっています。見れば見るほど新しい楽しさや発見のあるストーリーなので、何度も見ていただきたいです。これから1年間、ハピネスを届けられるようにがんばります!」と締めくくった。

また、3月26日~28日の3日間にわたって「NewStage」シリーズの完結を記念した『映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』『映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち』『映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』3作品の連続上映が決定。来場者には豪華なプレゼントが用意され、日替わりゲストによるトークショーなども予定されている。チケットは3月16日より、チケットぴあにて発売。なお、上映終了が23:00以降となるため、観覧は18歳以上となる。