『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』の女神アテナ・城戸沙織を演じる、ももいろクローバーZ・佐々木彩夏

アイドルグループ・ももいろクローバーZの佐々木彩夏が、6月21日に公開されるCGアニメーション映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』の女神アテナ・城戸沙織の声優に起用されることが13日、明らかになった。

先日から青銅聖闘士(ブロンズセイント)に若手声優のフレッシュな面々、黄金聖闘士(ゴールドセイント)に豪華声優を次々と起用するなど、キャストにも注目が集まっている本作だが、劇中で聖闘士(セイント)を束ねる女神アテナ・城戸沙織役には、まだ本格的な声優経験の少ない佐々木を起用。東映側は「一生懸命挑戦し、戦って成長していく」という今回の沙織のイメージ像と、佐々木とももクロZの芸能活動への姿勢が重なったこと、清楚で可憐な容姿、そして柔らかさの中に強い芯を感じることから起用を決定したという。

佐々木はこれまでに短編アニメーション『かよえ!チュー学』や情報バラエティ番組『お願いランキング』などへの出演経験はあるものの、本格的な声優はほぼ初体験。「ライブで流す自分自身の映像に声を当てたことはあるのですが、今までは私の声に映像を合わせてもらっていたので、(今回の様な体験は)ほぼ初めてで、アニメの口に合わせながら喋るのが大変だった」とアフレコを振り返りつつ、「監督やスタッフの助けてもあって無事に演じることができました」と感謝を述べている。

また佐々木は、女神アテナ・城戸沙織役に決定した時「すごくうれしかったのですが『なんで私なんだろう』と不思議でした。足を怪我してロボットのような恰好をしていた何日か後だったので、それが『聖闘士星矢』っぽかったのかなと思いました」と今年1月に負った左足の怪我と重ねながら、「アテナは、綺麗で逞しくて、リーダーなので憧れます。聖闘士が守ってくれるというところは、モノノフ(ももクロのファン)のみなさんが私を守ってくれるという関係と似ているなと思いました」と劇中のアテナと聖闘士の関係を、自身のファンとの信頼関係になぞらえている。

今回の声優への挑戦は、ももクロZとは別に佐々木個人の活動となるが、佐々木は「グループを離れての活動は、楽屋も寂しいし、隣に誰もいなくて心細かったのですが、メンバーに今回の仕事の話をしたら応援してくれたので、早く観てもらいたいです! ここから、彩夏レボリューションが始まります!」と宣言。そして「『聖闘士星矢』ファンのみなさんにも、今回の城戸沙織よかったね! と言ってもらいたいし、これをきっかけに、今まで『聖闘士星矢』を見たことがなかったももクロファンの方にも観てもらいたいです」と話している。

本作は、1985年から1990年にかけて漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて連載された車田正美氏原作の『聖闘士星矢』をCGアニメーション化した作品で、原作・TVアニメともに非常に人気の高い「聖域十二宮編」を描いていく。「車田正美・熱血画道40周年記念映画」として車田氏自らがタイトルを命名し、監督は『TIGER&BUNNY』シリーズなどで知られるさとうけいいち氏、脚本は鈴木智尋氏が担当。一新されたキャラクターや聖衣(クロス)のデザインも大きな話題となっている。

(C)2014 車田正美/「聖闘士星矢」製作委員会